专利摘要:
採血アセンブリは、ハウジングと、ハウジングから遠位方向に延びて、患者側端を有するカニューレと、ハウジングの一部と取り外し可能に係合するカニューレシールドと、を含む。カニューレシールドは、カニューレの少なくとも患者側端を遮蔽することができ、安全シールド係合手段を備える。アセンブリは、ハウジングの一部と係合する旋回式安全シールドを備え、安全シールドは、カニューレの患者側端が露出する引戻し位置と、カニューレの患者側端が安全シールドの少なくとも一部によって遮蔽される伸展位置に移動可能である。安全シールドは、安全シールド係合手段と解除可能に係合可能な少なくとも1つのロッキングタブを備え、ロッキングタブは、伸展位置において、ハウジングの一部としっかりと係合可能である。
公开号:JP2011512988A
申请号:JP2010549627
申请日:2008-09-09
公开日:2011-04-28
发明作者:ニュービー シー.マーク;クロフォード ジェミーソン;モー ジョン;シム スタンレー;レオン;‘アルビン’;タン チー;ユー;レン;チアー ネヴィル;エム.ウィルキンソン ブラッドリー;バートフェルド ベンジャミン;エリス ロバート
申请人:ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company;
IPC主号:A61B5-15
专利说明:

[0001] 関連出願との相互参照
本願は、2007年6月4日出願の米国仮特許出願第60/941,870号と2007年3月7日出願の米国仮特許出願第60/893,519号の優先権を主張する2008年3月7日出願の米国特許出願第12/044,469号の優先権を主張するものであり、各出願の開示全体を引用により本願に援用する。]
[0002] 本発明は一般に、遮蔽可能な安全針アセンブリに関し、より詳しくは、ハウジングと、針付カニューレと、ハウジングの一部と拘束可能に係合されるシールドと、を有する針アセンブリに関する。]
背景技術

[0003] 一般的な針アセンブリは、近位端と、穿刺先端を有する尖鋭遠位端と、その間にわたる内腔と、を有する。針付カニューレの、遠位端から離れた位置にはしばしば、熱可塑性プラスチックハブがしっかりと取り付けられる。ハブには一般的に、針付カニューレを別の構造に装着するためのねじ切り外面またはその他の表面形状が設けられる。針アセンブリの中には、血液その他の体液検体等の検体を患者から直接採取するために使用されるものがある。]
[0004] 血液またはその他の体液検体を採取するのに使用される針アセンブリは一般に、ハウジングとともに使用される。このようなアセンブリとともに使用される針付カニューレは通常、尖鋭な近位端と遠位端を有し、ニードルハブが針付カニューレの両端の間のある位置に取り付けられる。ハウジングは一般に、広く開口している近位端を有する略管状の側壁と、一部閉鎖された遠位端を有する。先行技術の針アセンブリのハブは、ニードルホルダの一部閉鎖された遠位端と係合させることができる。したがって、針付カニューレの尖鋭近位端は、ニードルホルダの中に突出して、真空採取管と係合し、その一方で、針付カニューレの尖鋭遠位端は、ニードルホルダより先の遠位側へと突出し、患者の皮膚を穿刺する。]
[0005] 針アセンブリは、患者から血液その他の体液検体を採取するための検体採取管とともに使用されることが多い。検体採取管は一般に、閉鎖端と、開放端と、その間に延在する側壁と、を含む。採取管は一般に真空で、開放端は、採取管内の真空を保持する隔壁によって密閉される。真空採取管は、ニードルホルダの開放近位端の中に滑り込ませることができる寸法である。真空採取管をニードルホルダ内に十分にスライドさせることによって、針付カニューレの近位先端は、真空採取管の隔壁を穿刺する。その結果、針付カニューレは真空採取管の内部と連通状態となる。]
[0006] 針付アセンブリと真空採取管を合体させたものを使用する場合、まず、針付カニューレの尖鋭遠位端を患者の血管に刺入する。標的の血管が確保できたら、真空採取管をニードルホルダ内に押し込み、針付カニューレの近位先端が採取管の完璧を穿刺するようにする。真空採取管の中が低圧であることと、患者自身の血管圧によって、血液が患者から針付カニューレを通って真空採取管へと流れる。十分な量の血液が採取されたら、真空採取管をニードルホルダから取り外してもよい。1つまたは複数の別の真空採取管を、ニードルホルダの開放端に同様に押し込み、分析対象の1つまたは複数の別の血液検体を採取してもよい。必要な分析のための十分な量の血液が採取されたところで、針付カニューレを患者から抜き取る。不慮の針刺しや、患者から医療従事者へと病原菌が伝搬しうる接触のリスクを軽減させるために、患者との接触後の針付カニューレは適正に遮蔽しなければならない。]
[0007] 使用済み針付カニューレの遮蔽には、各種の器材が使用できる。例えば、「特許文献1」、「特許文献2」、「特許文献3」、「特許文献4」、「特許文献5」の開示によるものがあり、これらの特許の開示全体を引用によって本願に援用する。大半のシールド付針アセンブリは、その基本的機能、すなわち使用済み針カニューレを遮蔽することにおいては有効である。しかしながら、多くの医療従事者は、現在利用できるシールド付針アセンブリに使いにくさを感じている。さらに、場合によっては、医療従事者が、急いでいて、安全シールドを動作させるのを忘れることもありうる。他にも、患者が突然、または予期せず動く場合もある。そのため、針付カニューレが偶発的に静脈から外れて露出してしまい、瀉血専門医が安全シールドを作動させるまもない、ということがありうる。]
[0008] 多くの先行技術による採血器材に伴う別の問題は、静脈確保の確認に要する時間に関する。特に、血液は、カニューレの静脈注入端、すなわち遠位端が静脈内に進入したとたんにカニューレから流れ始める。しかしながら、カニューレ内またはカニューレの非患者側端を覆う複数サンプル採取用スリーブ(multiple sample sleeve)内に空気が存在すると、血液がカニューレへと入り、流れるのを、この空気が阻止する。そのため、医療従事者は一般に、静脈に進入したことを自分自身で合理的に判断したところで、ニードルホルダの中に真空採取管を差し込む。真空採取管の端のゴムストッパにより、カニューレの非患者側端の上の複数サンプル採取用スリーブが変形し、カニューレの非患者側端が真空採集管に入る。真空採取管とカニューレの間の圧力差により、血液が真空採取管へと流れる。従来の針アセンブリでは、これがしばしば、適正な静脈確保の最初の目視確認となる。]
[0009] しかしながら、針付カニューレの遠位端が適正に静脈確保したにもかかわらず、医療従事者が、まだ静脈に入っていないと誤って判断するケースが数多く存在する。この場合、医療従事者はもう一度静脈確保を試みる。これは、患者に再び苦痛を与え、採血処置に要する時間が長くなり、一度患者の血液に触れたカニューレと医療従事者との間の接触事故の危険性が高まる。さらに、場合によっては、カニューレを患者から抜いたときに、追従式シールド機構が作動して、その針付カニューレが使用できなくなり、医療従事者が新しい針アセンブリを用意する必要が生じる。]
先行技術

[0010] 米国特許第5,348,544号明細書
米国特許第5,242,417号明細書
米国特許第6,592,556号明細書
米国特許第6,635,032号明細書
米国特許第7,001,363号明細書
米国特許出願公開第2005/0004524号明細書
米国特許出願公開第2005/0187493号明細書]
発明が解決しようとする課題

[0011] 視覚的逆流インディケータと、針付カニューレの先端が露出する引戻し位置から針付カニューレの先端が遮蔽される伸展位置へと移動できて、医療従事者に曝されるリスクを最小限にし、使いやすく費用対効果の高い安全シールドと、の少なくとも一方または両方を取り入れた安全針アセンブリが引き続き求められている。]
課題を解決するための手段

[0012] 本発明の1つの実施形態において、針アセンブリは、遠位端と、検体採取容器と係合可能な近位端と、を有するハウジングを備える。ハウジングは、ハウジングから遠位方向に延びるカニューレを有し、カニューレは患者側端を有する。ハウジングの一部に、カニューレの少なくとも患者側端を遮蔽可能なカニューレシールドが取り外し可能に係合される。カニューレシールドは、安全シールド係合手段を有する。針アセンブリはさらに、ハウジングの一部と係合する旋回式安全シールドを備え、その旋回式安全シールドは、カニューレの患者側端が露出する引戻し位置から、カニューレの患者側端が安全シールドの少なくとも一部によって遮蔽される伸展位置へと移動可能である。安全シールドは、安全シールド係合手段と取り外し可能に係合可能な少なくとも1つのロッキングタブを備え、ロッキングタブは、伸展位置において、ハウジングの一部としっかりと係合する。]
[0013] 1つの実施形態において、旋回式の安全シールドは、ロッキングタブが安全シールド係合手段と係合する拘束位置から、伸展位置へと移動可能である。カニューレシールドをハウジングから外すことにより、旋回式安全シールドは、引戻し位置から伸展位置に移動することができる。任意で、ハウジングはさらに逆流インディケータを備えていてもよく、カニューレ内部は逆流インディケータと流体連通されるようにしてもよい。逆流インディケータは引戻し位置において目視できてもよく、旋回式安全シールドは、カニューレの患者側端の周囲に配置されてもよく、ロッキングタブは伸展位置において、逆流インディケータの少なくとも一部と係合してもよい。あるいは、ハウジングはさらに、逆流インディケータを備えていてもよく、カニューレ内部は逆流インディケータと流体連通し、逆流インディケータは引戻し位置において目視でき、旋回式の安全シールドは、カニューレの患者側端の上部に配置され、ロッキングタブは伸展位置において、ハウジングの、逆流インディケータの遠位側部分と係合する。]
[0014] さらに別の構成では、ハウジングは、前方ハブ部分と、前方ハブ部分と連結可能な後方ハブ部分と、を有していてもよく、これらの間に逆流インディケータが画定される。任意で、安全シールド係合手段は、カニューレシールドの外表面から背部に突出する隆条(ridge)である。安全シールド係合手段はまた、カニューレシールドに沿って略長さ方向に延在していてもよい。隆条は面取り縁辺を有していてもよく、ロッキングタブは、面取り縁辺に対応する係合面を有して、その間の抵抗干渉を提供してもよい。あるいは、ロッキングタブが面取り縁辺を有していてもよく、隆条が面取り面に対応する係合面を有して、その間に抵抗干渉を提供してもよい。]
[0015] さらに別の構成において、隆条の少なくとも1つは、戻り止め構成においてロッキングタブの少なくとも一部と係合し、カニューレシールドとともに旋回式安全シールドを拘束する。戻り止め構成は、旋回式安全シールドを拘束位置から引戻し位置に移動できるような方法で力が旋回式安全シールドに加えられるまで、係合の解除に抵抗するようになされていてもよい。戻り止め構成は、カニューレシールドがハウジングから予期せず外れることを阻止する。戻り止め構成の解除によって、旋回式安全シールドは、拘束位置から引戻し位置に旋回することができる。]
[0016] 本発明の別の実施形態において、針アセンブリは、遠位端と、近位端と、ハウジングから遠位方向に延びるカニューレと、を備える。カニューレは、患者側端を有する。アセンブリは、ハウジングの一部としっかりと係合する旋回式安全シールドを備える。安全シールドは、カニューレの周囲で、患者側端が露出する引戻し位置から、患者側端が安全シールドの少なくとも一部によって遮蔽される伸展位置へと移動可能である。アセンブリはまた、ハウジングの一部と解除可能に係合し、カニューレの少なくとも患者側端を遮蔽するカニューレシールドを備えていてもよい。カニューレシールドは、安全シールド係合手段を有し、旋回式安全シールドは、安全シールド係合手段と解除可能に係合され、カニューレシールドをハウジングから外すことにより、安全シールドは引戻し位置から伸展位置に移動できる。]
[0017] 任意で、安全シールド係合手段は、カニューレシールドの外表面から背部へと突出し、カニューレシールドの縦軸の少なくとも一部に沿って延在する隆条である。旋回式安全シールドはさらに、隆条と解除可能に係合するようになされた、少なくとも1タブを備えていてもよい。隆条は面取り縁辺を有していてもよく、ロッキングタブは、面取り縁辺に対応する係合面を有し、その間に抵抗干渉を提供してもよい。隆条の少なくとも一部は、戻り止め構成のロッキングタブの少なくとも一部と係合可能で、カニューレシールドで旋回式安全シールドを拘束する。戻り止め構成は、旋回式安全シールドが拘束位置から引戻し位置へと移動できるような方法で旋回式安全シールドに力が加えられるまで、係合の解除に抵抗するようになされていてもよい。戻り止め構成は、カニューレシールドがハウジングから予期せず外れるのを防止してもよく、戻り止め構成を解除することにより、カニューレシールドをハウジングから外すことができる。戻り止め構成の解除によって、旋回式安全シールドは拘束位置から引戻し位置に旋回することができる。別の構成において、ハウジングは、逆流インディケータを備え、カニューレ内部は逆流インディケータと流体連通状態にされる。]
[0018] 本発明のまた別の実施形態において、針アセンブリは、遠位端と近位端を有するハウジングと、ハウジングから遠位方向に延びるカニューレと、を備える。カニューレは患者側端を有する。アセンブリはまた、ハウジングの一部と取り外し可能に係合し、ロッキングタブ受容構造を有するカニューレシールドを備える。アセンブリは、ハウジングの一部と係合し、カニューレの患者側端が露出する引戻し位置から、カニューレの患者側端が安全シールドの少なくとも一部によって遮蔽される伸展位置へと移動可能な旋回式安全シールドを備える。安全シールドは、少なくとも1つのロッキングタブを備え、ロッキングタブ受容構造は、旋回式安全シールドが拘束位置にあるときに、ロッキングタブを受けるようになされている。]
[0019] ロッキングタブは、旋回式安全シールドの内壁から延びていてもよい。任意で、旋回式安全シールドは、ヒンジの周囲で旋回可能である。カニューレシールドが針アセンブリから取り外されると、安全シールドは、安全シールドが伸展位置にあるときに、カニューレまたはハウジングの少なくとも一方と、ロックされた状態で係合できる。別の構成では、旋回式安全シールドが拘束位置にあるとき、ロッキングタブとロッキングタブ受容構造は、安全シールドを拘束位置から引戻し位置に移動させることができるような方法で旋回式安全シールドに力が加えられるまで、係合の解除に抵抗する。]
[0020] 本発明の他の実施形態において、採血アセンブリは、第一のサブアセンブリと第二のサブアセンブリを備え、第一のサブアセンブリは、第二のサブアセンブリと圧入係合する第一の部分を有し、第二のサブアセンブリは、第一のサブアセンブリと圧入係合する、対応する第二の部分を有する。第一のサブアセンブリは、逆流インディケータを有するハブを備え、ハブは検体採取容器と係合可能な遠位端と近位端を有する。第一のサブアセンブリは、患者側端と非患者側端の間に延びて、カニューレ内部を画定するカニューレを有し、カニューレの患者側端は、ハブの遠位端から少なくとも部分的に突出する。カニューレ内部は、逆流インディケータと流体連通する。第一のサブアセンブリはまた、ハブの遠位端と取り外し可能に係合し、カニューレの少なくとも患者側端を遮蔽するカニューレシールドを備える。第一のサブアセンブリはさらに、ハブの一部としっかりと係合し、患者側端が露出する引戻し位置から、患者側端が安全シールドの少なくとも一部によって遮蔽される伸展位置へと移動可能な、旋回式安全シールドを備える。第二のサブアセンブリは検体採取容器を備え、検体採集容器は内部を有し、この内部を通じて検体採集容器がハブの近位端と係合してもよい。]
[0021] 任意で、カニューレシールドは安全シールド係合手段を有し、安全シールドは、安全シールド係合手段と解除可能に係合する少なくとも1つのロッキングタブを有する。安全シールド係合手段は、カニューレシールドの外側表面から上方に突出し、カニューレシールドの縦軸の少なくとも一部に沿って延びる隆条であってもよい。隆条の少なくとも一部は、戻り止め構成においてロッキングタブの少なくとも一部と係合可能で、安全シールドをカニューレシールドで拘束してもよい。戻り止め構成の解除により、安全シールドは拘束位置から引戻し位置に旋回できてもよい。カニューレシールドをハウジングから外すことにより、安全シールドは引戻し位置から伸展位置に移動できてもよい。]
[0022] また別の構成では、ロッキングタブは、拘束位置において安全シールド係合手段と解除可能に係合可能であり、伸展位置においてはハウジングの一部としっかりと係合可能である。第一の部分と第二の部分の係合手段は、第一の部分と第二の部分の少なくとも一方を撓ませ、それらの間に干渉を提供することを含んでいてもよい。他の構成において、第一の部分と第二の部分は、2段階の圧入係合手段を含んでいてもよい。第一の部分と第二の部分の係合手段は、第一の部分と第二の部分の少なくとも一方の少なくとも一部による、それらの間に干渉を提供する第一の撓みと、第一の部分と第二の部分の少なくとも一方の少なくとも一部による、それらの間に第二の干渉を提供する第二の撓みと、を含んでいてもよい。第一の部分の少なくとも一部と、第二の部分の少なくとも一部はまた、その間で螺合するように、対応する嵌合面を有していてもよい。第一のサブアセンブリの第一の部分と第二のサブアセンブリの第二の部分の圧入係合は、検体採取容器がハブの近位端と係合したときに、第一のサブアセンブリが第二のサブアセンブリから外れるのを防止するかもしれない。]
図面の簡単な説明

[0023] 本発明の実施形態による、蝶着された安全シールドと針保護シールドを有する針アセンブリの斜視図である。
図1の針アセンブリの側面図である。
図1の針アセンブリの上面図である。
図1の針アセンブリの断面図である。
針保護シールドが取り外され、引戻し位置にある、図1の針アセンブリの斜視図である。
図5の針アセンブリの側面図である。
図5の針アセンブリの上面図である。
図5の針アセンブリの断面図である。
伸展位置にある図5の針アセンブリの斜視図である。
図9の針アセンブリの側面図である。
図9の針アセンブリの断面図である。
本発明の実施形態による安全シールドと前方ハブ部分の係合手段の斜視図である。
本発明の実施形態による安全シールドと前方ハブ部分の係合手段の拡大断面図である。
本発明の別の実施形態による逆流チャンバを有する針アセンブリの斜視図である。
図14の逆流チャンバを有する針アセンブリの後方斜視図である。
図14の逆流チャンバを有する針アセンブリの分解図である。
図14の逆流チャンバを有する針アセンブリの断面図である。
図17の針アセンブリの一部の拡大断面図である。
さらに別の実施形態による採血アセンブリに関連して使用される逆流チャンバを有する針アセンブリの断面図である。
図19の針アセンブリの一部の拡大断面図である。
本発明の実施形態による、蝶着された安全シールドを有する針アセンブリの分解斜視図である。
引戻し位置にある図21の針アセンブリの組立後斜視図である。
図22の針アセンブリの側面図である。
図22の針アセンブリの上面図である。
図22の針アセンブリの側方断面図である。
図22の針アセンブリの正面図である。
図22の針アセンブリの背面図である。
図22の針アセンブリの側方断面図である。
本発明の実施形態による蝶着された安全シールドを有する針アセンブリの別の分解図である。
伸展位置にある図22の針アセンブリの斜視図である。
伸展位置にある図30の針アセンブリの上面図である。
図30の針アセンブリの側方断面図である。
伸展位置にある図30の針アセンブリの側面図である。
図30の針アセンブリの正面図である。
図30の針アセンブリの背面図である。
本発明の実施形態による、伸展位置で示される、別の蝶着された安全シールドの断面斜視図である。
本発明の実施形態によるカニューレシールドと旋回式安全シールドを有する針アセンブリの分解斜視図である。
カニューレシールドと安全シールドが拘束位置にある、図37の針アセンブリの組立後の斜視図である。
安全シールドが拘束位置にある、図38の針アセンブリの別の斜視図である。
図38の針アセンブリの側面図である。
図38の針アセンブリの上面図である。
図38の針アセンブリの底面図である。
図38の針アセンブリの正面図である。
図38の針アセンブリの背面図である。
図40の針アセンブリの側方断面図である。
本発明の実施形態による、カニューレシールドと旋回式安全シールドが拘束位置にある針アセンブリの側方断面図である。
図46の、線CXLII−CXLIIに沿った断面図である。
カニューレシールドと安全シールドが引込み位置にある、図38の針アセンブリの斜視図である。
図48の針アセンブリの側面図である。
図48の針アセンブリの上面図である。
図48の針アセンブリの正面図である。
図48の針アセンブリの側方断面図である。
カニューレシールドが取り外され、安全シールドが引込み位置にある、図48の針アセンブリの斜視図である。
カニューレシールドが取り外され、安全シールドが引込み位置にある、図53の針アセンブリの別の斜視図である。
図53の針アセンブリの側面図である。
図53の針アセンブリの上面図である。
図53の針アセンブリの側方断面図である。
検体採取容器が係合されている、図53の針アセンブリの側方断面図である。
安全シールドが伸展位置にある、図53の針アセンブリの斜視図である。
図59の針アセンブリの側面図である。
図59の針アセンブリの上面図である。
図59の針アセンブリの底面図である。
図59の針アセンブリの側方断面図である。
本発明の実施形態による、旋回式安全シールドが伸展位置にある針アセンブリの側方断面図である。
図64の、線CLXIX−CLXIXに沿った断面図である。
図64の、線CLXX−CLXXに沿った断面図である。
図64の、線CLXXI−CLXXIに沿った断面図である。
図64の、線CLXXII−CLXXIIに沿った断面図である。
本発明の実施形態による、安全シールドが拘束位置にある、非患者側カニューレシールドを有する針アセンブリの側方断面図である。
安全シールドが引込み位置にある、図69の針アセンブリの側方断面図である。
本発明の実施形態による針アセンブリの第一のサブアセンブリの断面斜視図である。
第二のサブアセンブリと係合する、図71の第一のサブアセンブリの断面斜視図である。
図72の第二のサブアセンブリと係合する第一のサブアセンブリの背面図である。
図73の、線CLXXVI−CLXXVIに沿った断面図である。
図73の、線CLXXVII−CLXXVIIに沿った断面図である。
本発明の別の実施形態による、針アセンブリの第一のサブアセンブリの断面斜視図である。
第二のサブアセンブリと係合した、図76の第一のサブアセンブリの断面斜視図である。
図77の第二のサブアセンブリと係合した第一のサブアセンブリの背面図である。
図78の、線CLXXXI−CLXXXIに沿った断面図である。
本発明の他の実施形態による、第二のサブアセンブリと係合した第一のサブアセンブリの背面図である。
図80の、線CLXXXIII−CLXXXIIIに沿った断面図である。
本発明の他の実施形態による、第二のサブアセンブリと係合した第一のサブアセンブリの背面図である。
図82の、線CLXXXV−CLXXXVに沿った断面図である。] 図1 図14 図17 図19 図21 図22 図30 図37 図38 図40
実施例

[0024] 一般に、本発明の針アセンブリは、針付カニューレによる患者の血管への進入、血管確保の視覚的指標、および医療従事者を保護するための針付カニューレのその後の安全シールドを可能とする。]
[0025] 本発明の1つの実施形態において、図1−13に概して示される針アセンブリ30c1が提供される。針アセンブリ30c1は一般に、それと一体構造の逆流チャンバ60c1を有するハウジングと、ハウジングに関連付けられるカニューレ32c1と、図5−8に示される引戻し位置から図9−11に示される伸展位置に移動するようになされて、針アセンブリ30c1の使用中および/または使用後にカニューレ32c1を安全に遮蔽するための安全シールド64c1と、を備える。針アセンブリ30c1は、図5において、採血等の検体採取手順の中で使用される状態である引戻し位置で示され、図9において、使用後にカニューレを遮蔽する伸展位置で示される。] 図1 図5 図9
[0026] 図1−13を特に参照すると、針アセンブリ30c1は、遠位の患者側端34c1と、近位の非患者側端36c1と、を有するカニューレ32c1を備える。本明細書において、「遠位」という用語は、患者の皮膚を穿刺して、患者の血管に進入するようになされた、針アセンブリの前端を一般的に指し、「近位」という用語は一般に、検体採取容器8003(図58に示す)と係合可能な針アセンブリ30c1の後端を指す。カニューレ32c1は、患者側端34c1と非患者側端36c1の間に延在し、カニューレ内部35c1を画定する側壁を有する。1つの実施形態において、カニューレ33c1は、患者側間34c1と非患者側端36c1の間に延び、カニューレ内部35c1を画定する側壁を有する。1つの実施形態において、カニューレ32c1は、少なくとも2つの別々の針、例えば、遠位の患者用針35c2と近位の非患者用針35c3を備えていてもよく、どちらもカニューレ内部35c1の中に共通の中央内腔を画定する。別の実施形態において、遠位の患者側針35c2は、略共通軸に沿って近位の非患者側針35c3と整合し、近位の非患者側針35c3と中断部によって分離される。カニューレ32c1の近位の非患者側端36c1は、検体採取容器8003(図58に示される)を穿刺するために設けられている。1つの実施形態において、カニューレ32c1の近位の非患者側端36c1は、貫通可能な弾性を有する複数検体採取用スリーブ(multiple sample sleeve)でカバーされていてもよい。遠位の患者側端34c1は、患者の皮膚を穿刺しやすくするために、面取り部を有していてもよい。] 図1 図58
[0027] 針アセンブリのカニューレ32c1は、少なくとも部分的に、ハウジングの一部によって支持されていてもよい。1つの実施形態において、ハウジングは、カニューレ32c1の一部を支持するためのハブ58c1であってもよい。例えば、近位の非患者側針35c3と遠位の患者側針35c2は、ハブ58c1の中央開口部の中に付着、またはその他の方法で接着させてもよく、近位の非患者側針35c3と遠位の患者用針35c2の間に中断部がある。別の構成では、ハブ58c1は別の要素で形成してもよい。例えば、近位、すなわち後方ハブ部分3028は、前方ハブ部分3026に連結または付着させ、ハブ58c1を単一構造として形成し、その間をカニューレ32c1が延びるようにしてもよい。]
[0028] 図1−11に示すように、ハウジングは、遠位端35c5と、検体採取容器8003(図58に示す)と係合可能な近位端35c4と、を有していてもよい。本明細書において、「検体採取容器と係合可能」という語句は、検体採取容器が、ハウジングの近位端35c4の一部に取り付けられ、または付着されてもよいこと、あるいは検体採取容器がハウジングの近位端35c4の一部の中を通過し、またはその上または周辺に配置し、ハウジングの別の部分に固定することができることを意味する。1つの実施形態において、針アセンブリ30c1の近位端35c4は、そこで検体回収容器を受けるようになされたれ、検体採取容器受容ポートを有していてもよい。] 図1 図58
[0029] 他の実施形態において、針アセンブリ30c1は、採血アセンブリ等の検体採取アセンブリであり、その中で、針アセンブリ30c1のハウジングは、針アセンブリ30c1の近位端35c4に隣接して、検体採取容器ホルダ42c1を備える。検体採取容器ホルダ42c1の少なくとも一部は、針アセンブリ30c1の扱いを簡単にするための半径方向に整列されるフランジ90を有していてもよい。フランジ90は、針アセンブリ30c1の転がりを防止するため、あるいは使用者に対して、針アセンブリ30c1が所定の向きであることを知らせる等、その他の目的のために、円形でなくてもよい。]
[0030] 検体採取容器ホルダ42c1は、嵌合関係でカニューレ32c1の少なくとも一部を収容するようになされていてもよい。例えば、検体採取容器ホルダ42c1は、カニューレ32c1の一部、例えば非患者側端36c1を、ハブ58c1の一部を通じて取り付けられる係合手段を有していてもよい。ハブ58c1は、検体採取容器ホルダ42c1に接着によって取り付けられてもよい。別の実施形態において、ハブ58c1は、検体採取容器ホルダ42c1に圧入、嵌着または螺合されてもよい。あるは、ハブ58c1は、検体採取容器ホルダ42c1の遠位端35c5とともに一体的に形成してもよく、これによってカニューレ32c1を検体採取容器ホルダ42c1に直接取り付けるための機構となる。ある実施形態では、カニューレ32c1は製造時に検体採取容器ホルダ42c1の一部と結合され、医療従事者が器材を素早く、都合よく使用できる状態とされてもよい。]
[0031] ある構成において、カニューレ32c1の患者側端34c1は、ハウジングの遠位端から少なくとも部分的に突出し、非患者側端36c1は、患者側端34c1から略近位方向に延びる。別の実施形態において、遠位の患者用針35c2は、ハウジングの遠位端から少なくとも部分的に突出し、近位の非患者用針35c3は、患者用針から略近位方向に延びる。]
[0032] ハブ58c1を含むハウジングと検体採取容器ホルダ42c1の少なくとも一部は、逆流チャンバ60c1を有する。本明細書において、「逆流チャンバ」という用語は、患者からの血液等の検体が通過する空洞であり、ここから医療従事者は、空洞内に検体が存在することを目で確認することができる。逆流チャンバ60c1は、ハウジングの一部と一体的に形成してもよく、あるいは、ハウジングの一部と別に形成し、その後取り付けてもよい。1つの実施形態において、カニューレ内部35c1は、逆流チャンバ60c1と流体連通する。別の実施形態において、カニューレ32c1の側壁がカニューレ内部35c1と逆流チャンバ60c1の間に延び、この側壁に、血液等の検体がカニューレ32c1から逆流チャンバ60c1に流れるようにする開口部が画定されていてもよい。別の実施形態において、カニューレ32c1は、逆流チャンバ60c1と流体連通する遠位の患者用針35c2と、逆流チャンバ60c1と流体連通する近位の非患者用針35c3と、を備える。したがって、近位の患者用針35c2を患者の血管に進入させると、血液が患者から、遠位の患者用針35c2を通って逆流チャンバ60c1の中へと流れる。近位の非患者用針35c3が図58に示される真空の検体採取容器8003と係合すると、血液は、逆流チャンバ60c1から近位の非患者用針を通って流れる。] 図58
[0033] 1つの実施形態において、ハブ58c1の内部が、後方ハブ部分3028の一部と前方ハブ部分3026の一部の間にあってもよい。逆流チャンバ60c1は、ハブ58c1の内部の少なくとも一部の中に形成されていてもよい。1つの構成では、ハブ58c1またはハブ58c1の少なくとも一部、例えば前方ハブ部分3026が、ポリマ材料または樹脂等、透明または半透明の材料で構成してもよい。あるいは、逆流チャンバ60c1は、ハウジングの別の部分の中に一体的に形成してもよく、例えば、検体採取容器ホルダ42c1と一体的に形成されてもよい。]
[0034] 使用時に、患者からカニューレ32c1を通じて流れる血液は、カニューレ32c1の開口部から逆流チャンバ60c1に入り、それによって、逆流チャンバ60c1の一部が血液で満たされる。逆流チャンバ60c1は、医療従事者にとって、静脈確保を確認する視覚的手段となる。逆流インディケータの例は、例えば、「特許文献6」に記載されている。]
[0035] 図14−20に示されるように、別の逆流チャンバは、針アセンブリ周辺の外部環境と連通する排出機構を備えていてもよく、本願では、針アセンブリが、排出口栓を有する逆流チャンバを有してよいと考えられ、この排出口栓は、逆流チャンバ内に血液が流れ込むと密閉し、これによって、チャンバ内に生じるかもしれない圧縮空気が、カニューレの入口に向かって反対方向に流れるのが禁止される。図14−20に示されるように、本願では、同様の排出口栓を、排出口栓が、ハウジングを所定の容量を確立するような大きさと寸法を有する2つのチャンバに分割するような、ハウジング内の箇所に設置してもよいと考えられる。さらに、多孔質材料による排出口栓であれば、血液を浸透させたままとなり、血液と接触しても密閉しない。好ましくは、血液は最初に逆流を示すときには排出口栓と接触せず、アセンブリ使用中の後の時点で上記のような密閉が起こり、これに関して詳しく後述する。] 図14
[0036] 例えば、図14−17に示されるように、多孔質材料による排出口をハウジング内の、排出口がハウジングを所定の容量を確保する大きさと寸法の2つのチャンバに分割するような箇所に設置し、最初の逆流を示すときには、血液が多孔質材料による排出口と接触せず、アセンブリ使用中の後の時点で接触するようにしてもよく、これについて詳しく後述する。] 図14
[0037] 図14−17に示すように、針アセンブリ410は、液体取り入れ端すなわち第一の端414と、液体排出端すなわち第二の端416を有するハウジング412と、を備える。針アセンブリ410は、ハウジングの内部を画定する外壁418を備える。外壁418は、第一の端414において略縦方向に延びて、第一の直径を有する長い縦方向の第一の部分419を形成する。第二の端416において、外壁418は、第一の部分419の第一の直径より一般に長い第二の直径を有する第二の部分421を形成する。したがって、ハウジング412は、略T字型の断面を有する構造を形成してもよい。第二の端416の外壁418は、ハウジング412を形成する本体430に取り付け可能な別の要素428であり、針アセンブリ410の製造と組立を円滑にしてもよい。第一の部分419と第二の部分421は、本明細書で述べるように、その間で空気を輸送するように機能できれば、相互に関してさまざまな態様で配置することができる。] 図14
[0038] 針アセンブリ410はさらに、ハウジング412の第一の端414から延びる流体取り入れカニューレ436を備える。流体取り入れカニューレ436は、患者用穿刺先端438において尖った斜面を画定する外部端439を備え、ハウジング412の第一の端414の中に延びて、その中に固定して取り付けられてもよい。流体取り入れカニューレ436はさらに、両端の間に延び、ハウジング412の内部と連通する、略円筒形の内腔によって特徴付けられる。]
[0039] 針アセンブリ410はまた、ハウジング412の第二の端414から延びる、非患者用穿刺先端を備える。図16に示されるように、これは、針アセンブリ410に、流体排出カニューレ452の形態の第二のカニューレを設けることによって実現してもよい。特に、流体排出カニューレ452の端は、非患者用穿刺先端462を形成する尖った斜面を画定してもよい。流体排出カニューレ452は、ハウジング412の第二の端416の中に延びて、その中に固定的に取り付けてもよい。流体排出カニューレ452はさらに、ハウジング412の内部と連通する、略円筒形の内腔によって特徴付けられる。流体排出カニューレ452は、ハウジング412の中に、内端464がその中に略同軸的に通過し、流体排出カニューレ452が取り入れカニューレ436の内端と軸方向に略整合するように取り付けられる。好ましくは、これは、流体排出カニューレ452をハウジング412の第二の端416に隣接する位置に取り付け、流体排出カニューレ452の内部端464がハウジング412の中で、取り入れカニューレ436の内部端439の隣接する位置まで伸びるように取り付けることによって実現される。さらに、流体排出カニューレ452の内部端464は、取り入れカニューレ436の内部端439から短い距離だけ離間され、これによって、流体排出カニューレ452の付近で逆流チャンバ426に血液が流れるために、その間に軸方向のギャップが形成される。流体排出カニューレ452の内部端464と、取り入れカニューレ436の内部端439と、の間の、軸方向のギャップを形成する距離は、静脈穿刺後の患者の血圧に基づいて血液が逆流チャンバ426に流れるのに十分な距離である。ある実施形態において、軸方向のギャップが0.5mm未満であると、両立しない(inconsistent)逆流が発生するかもしれない。] 図16
[0040] 図18に示されるように、流体取り入れカニューレ436と流体排出カニューレ452は、ハウジング412の中に、アセンブリ410内の所望の血流と、有効な逆流表示と、の両方を実現することができるように位置付けられ、またそのような寸法とする。特に、ハウジング412の壁418は、その内端464の周辺領域において、約0.2mmの流体排出カニューレ452の半径方向のギャップが提供されるような寸法である。このギャップは、逆流チャンバ426の中に血液の実質的な層流が発生し、溶血が防止される。さらに、内端464の周辺の領域における、壁418の内面と流体排出カニューレ452との間の小さな半径方向のギャップにより、血液の液滴が、逆流チャンバ426の中の半径方向のギャップを通じて薄く広がり、ごく少量の血液で、誇張された逆流指標を提供することができる。したがって、逆流チャンバ426の内部に血液が最初に出現すると、容易な視覚的逆流指標が素早く実現される。本願では、排出カニューレ452の内端464は、逆流チャンバ426への血流が内端464の付近で実現される限り、ハウジング412の内部で部分的に支持されてもよいと考えられる。] 図18
[0041] 別の構成では、単独のカニューレが使用される。このような配置は、図19−20の実施形態(本明細書で詳しく説明する、採血アセンブリとともに示されている)に描かれている。このような構成において、流体取り入れカニューレと流体排出カニューレは1本のカニューレ470をなして、患者用穿刺先端438、非患者用穿刺先端462、それらの間を延びる内腔442を有し、カニューレ470の本体は、ハウジング412の一部にしっかりと取り付けられて、ハウジング412の全体に渡る。ハウジング412の中を延びるカニューレ470の一部は、スロットまたは穴444のような1つまたは複数の開口部を有し、ハウジング412の中で、内腔442と逆流チャンバ436を連通させる。図19−20に示される実施形態において、2つの分離した穴444がカニューレ470の両端側に示されているが、逆流チャンバ436の中に血液が流れるようにするために、開口部または穴444をいくつ設けてもよいと考えられる。] 図19
[0042] 図14−17に示す実施形態に戻ると、針アセンブリ410はさらに、ハウジング412の流体排出端416に取り付けられた密閉可能なスリーブ461を備える。これは、ハウジング412の第二の端416、例えば要素328の上に取付け用突起429を取り付けることによって実現してもよく、密閉可能なスリーブ461は、突起429を覆うように、摩擦で取り付けるか、その他付着させることができる。密閉可能なスリーブ461は、密閉可能なスリーブ461が偏倚されていない状態にあるときに、流体排出カニューレ452の外部端において、非患者用穿刺先端462を覆う。しかしながら、密閉可能なスリーブ461は、当業界で知られているように、真空採取管のストッパが、密閉可能なスリーブ461と真空採取管のストッパの両方を通るように流体排出カニューレ452の外側端460を押しやるための圧力を加えると破断する。] 図14
[0043] 図14−17の実施形態はさらに、ハウジング412の内部の中に配置される多孔質の排出口402を有する。多孔質の排出口402は、ハウジング412の中に、ハウジング412を2つの別のチャンバ、すなわち、逆流チャンバ426により示される第一のチャンバと、二次的チャンバ427により示される第二のチャンバと、に分割するように位置付けられる。多孔質の排出口402は、接触すると膨張する親水性材料は用いないものの、排出口栓900に関して上述した適当な材料で構成してもよい。このようにして、多孔質の排出口402は、空気を排出するようになされており、血液が通過できるような複数の穴を有する多孔質構造を表す。本明細書でより詳細に説明するように、針アセンブリ410の使用中に、多孔質の排出口402の中の内部の穴は、二次的チャンバ427の中に確立された陰圧により、少なくとも部分的に血液で満たされる。このように満たされた穴と、二次的チャンバ427内部の陰圧と、の組み合わせにより、二次的チャンバ427と逆流チャンバ426との間で空気が流れず、多孔質材料による排出口402が血液の流体抵抗を提供する。] 図14
[0044] 好ましくは、多孔質の排出口402は、ハウジング412の中で、第一の部分419と第二の部分421との間に配置される。このように、ハウジング412の第一の部分419は基本的に逆流チャンバ426を画定し、ハウジング412の第二の部分421は基本的に二次的チャンバ427を画定する。あるいは、多孔質の排出口402は、ハウジング412の内部において、図19−20の実施形態に示されるように、第一の部分419の第一の直径と、第二の部分421の第二の直径と、の間の変化部にかかる位置に設置してもよい。いずれにせよ、多孔質の排出口402は一般に、円筒形の部材であり、その中の中央の開口部は、カニューレの一部、特に流体排出カニューレ452を軸方向に取り囲む。] 図19
[0045] ハウジング412の内部容量は、逆流チャンバ426と二次的チャンバ427の容量と、多孔質の排出口402の穴の容量と、の合計によって画定される。このような内部容量は、針アセンブリ410に特定の属性を提供するように構成され、特に、針アセンブリ410の使用中に、真空採取管を針アセンブリ410に取り付けたところで、その中に陰圧を確立するために、二次的チャンバ427がその中の空気の一部を少なくとも部分的に排出する能力に関する属性が提供される。二次的チャンバ427の中のこのような陰圧によって、血液がいつ多孔質の排出口402に接触し、その穴を部分的に満たすかに基づいて、多孔質の排出口402の穴から血液が吸引される。本発明の別の実施形態において、ハウジング412の内部容量全体は、約300mm3から約400mm3であってもよい。このような容量は、当業界で知られているように、静脈穿刺のための従来のゲージを用いた針付カニューレを使用して、患者から血液検体を採取する従来の静脈穿刺のために針アセンブリ410を使用する所期の用途にとって、特に有益である。このような内部容量を有すると、多孔質の排出口402は好ましくは、ハウジングの中に、二次的チャンバ427の容量と多孔質材料による排出口402の中の穴の容量を含め、逆流チャンバ426がハウジング412の全容量の約5パーセントから約20パーセント、好ましくはハウジング412の全容量の約7パーセントから約12パーセントにあたる容量を有する逆流チャンバ426を画定するように配置される。このようなハウジング412の全容量に対する逆流チャンバ426の比率により、逆流チャンバ426の容量は初期の逆流を適正に視覚化するのに十分なものとなり、好ましくは、静脈の圧力によって二次的チャンバ427の中に最初に圧力が発生し、血液を逆流チャンバ426に押出すことにより、当初の静脈穿刺の時点で血液が多孔質の排出口402と十分に接触することが防止される。このような容量の比率は、本明細書に記載する所期の用途にとって有効であり、当初の静脈穿刺で逆流チャンバ426に流れる血液は、多孔質の排出口402に接触せず、真空採血管を針アセンブリ410に取り付けると、空気の少なくとも一部が二次的チャンバ427から外に吸引される。このようにして、二次的チャンバ427は、患者用穿刺先端438が患者から抜き取られ、外部環境にさらされると、逆流チャンバ426の中から、また流体取り入れカニューレ436から二次的チャンバ427へと、例えば多孔質排出口402中に、これを通じて有効に血液を吸引することができる。1つの特定の実施形態において、ハウジング412の全内部容量は約380mm3であり、そのうち、逆流チャンバ426の容量は約30mm3、二次的チャンバ427の容量は約300mm3、多孔質材料による排出口402の穴の容量は約50mm3である。]
[0046] 針アセンブリ410は、次のように組み立ててもよい。流体取り入れカニューレ436は、開放内端439が第一の部分419においてハウジング412の内側部分の中に配置され、患者用穿刺先端438が第一の端414の外に延びるように、ハウジング412の第一の端414を通して位置付けられる。流体排出カニューレ452は、反対の端からハウジング412の中に位置付け、開放内端464が第一の部分419のハウジング412の内側部分の中で、流体取り入れカニューレ436の内端439の付近に、その間に若干のギャップが設けられるように配置され、非患者用穿刺先端が第二の端416の外に延びるようにする。流体取り入れカニューレ436と流体排出カニューレ452は、その中に、周知の方法で、例えば、医療用接着剤を使って付着させてもよい。]
[0047] 単独のカニューレ470だけを有する別の実施形態において、このようなカニューレ470は、ハウジング412の中に、開口部472が第一の部分419においてハウジング412の内部に位置付けられ、患者用穿刺先端438は第一の端414の外に延び、非患者用穿刺先端462は、第二の端416の外に延びる。]
[0048] 次に、多孔質材料による排出口402をハウジング412の中に挿入し、流体排出カニューレ452の周囲(または単独のカニューレ470の周囲)に位置付け、その後、要素428を第二の端416に取り付けて、ハウジング412の内部を取り囲む。密閉可能なスリーブ461を、その後、突起429の上方に取り付ける。したがって、ハウジング412の内部は、外的環境から遮断され、ハウジング412の内部と外的環境の間の流体連通のための唯一の経路は、患者用穿刺先端438によってのみ提供される。]
[0049] 上記のように組み立てられた針アセンブリ410は、図19−20に示される実施形態の中に描かれているように、採血管ホルダ403に関連して使用することができる。] 図19
[0050] 使用中、針アセンブリ410には、採血管ホルダ403を取り付けてもよい。患者用穿刺先端438で患者の皮膚を穿刺して、患者の血管、好ましくは静脈に挿入する。静脈穿刺により、ハウジング412の内部に閉じた環境がつくられるが、これは、ハウジング412が完全に閉鎖構造であり、また密閉可能なスリーブ461がハウジング412の唯一の出口(すなわち、流体排出カニューレ452)を閉鎖するからである。患者の血圧により、血液が患者用穿刺先端438から流体取り入れカニューレ436の中に流れ、内部端439から(または図19−20の実施形態の開口部472を通じて)、流体排出カニューレ452の内部端464を取り囲む逆流チャンバ426に流れる。ハウジングの透明または半透明の性質により、逆流チャンバ426の中の血液の視覚化が可能となり、静脈穿刺が行われたことを示すものとなる。] 図19
[0051] ハウジング412の内部は閉鎖環境であるため、逆流チャンバ426への血液の流れによって、空気はハウジングの内部、すなわち逆流チャンバ426、多孔質材料による排出口402および二次的チャンバ427の他、流体排出カニューレ452の中に捉えられ、このように捉えられた空気は、その中で若干圧縮される。逆流チャンバ426と二次的チャンバ427は、その大きさと寸法の点で、その容量によって当初の静脈穿刺により血液が逆流チャンバ426の中に流れるが、多孔質材料による排出口402の穴の中と二次的チャンバ427の中に空気圧が発生することによって血液が多孔質材料による排出口402に十分に接触するのが防止され、好ましくは、血液が当初の静脈穿刺により、たとえ部分的にも多孔質材料による排出口402と接触しないように構成されている。]
[0052] 上記のような当初静脈穿刺と逆流視覚化の後に、その中に陰圧を有する検体採取容器、例えば当業界で一般的に知られる真空採血管(図示せず)を管ホルダ403の中に挿入する。このような真空容器のストッパ(図示せず)は、密閉可能なスリーブ461と接触してこれを変位させ、その結果、非患者用穿刺先端462は密閉可能なスリーブ461と真空容器のストッパを穿刺する。この時点で、非患者用穿刺先端462と真空採血容器の内部との流体連通が確立される。真空採血容器内の陰圧によって、逆流チャンバ426内に採取された血液が流体排出カニューレ452と真空採血容器の中に吸引される。逆流チャンバ426の中の血液と一緒に、真空採血容器の中の陰圧は、逆流チャンバ426から、また二次的チャンバ427から、空気の少なくとも一部を、多孔質材料による排出口402の穴を通じて、真空採血容器に向かわせ、その中に引き込む。さらに、流体排出カニューレ452と流体取り入れカニューレ426を近接して、整列させることによって、血液は流体取り入れカニューレ436から、および患者から吸引され、それと同時に、そのような空気が逆流チャンバ426と二次的チャンバ427から吸引される。]
[0053] このような空気の吸引によって、逆流チャンバ426と二次的チャンバ427の内部の圧力が低下し、その内部に患者の血流に関して、また外的環境に関して、陰圧が確立される。ハウジング412の内部、特に逆流チャンバ426と二次的チャンバ427の内部に確立されたこの陰圧によって、流体取り入れカニューレ436と患者からさらに多くの血液が逆流チャンバ426の中に流れ、血液は多孔質材料による排出口402と接触する。このような血液が逆流チャンバ426を満たすと、血液は多孔質の排出口402の表面と十分に接触し、逆流チャンバ426の内部で広がり、多孔質材料の排出口402の穴を満たし始める。このように、多孔質の排出口402と逆流チャンバ426の界面にある多孔質の排出口402の穴が満たされることにより、多孔質の排出口402は閉じられ、その中を空気が流れなくなるが、完全なシール材としては機能せず、血液は、多孔質の排出口402の材料を膨張させず、また空気を遮断せず、単に、多孔質の排出口402の中の空隙を物理的に満たすだけである。さらに、二次的チャンバ427の中の空気の一部は、二次的チャンバ427から吸引されているため、二次的チャンバ427は、その中が外的環境に関して陰圧の閉鎖チャンバとなっている。したがって、二次的チャンバ427は引き続き、多孔質の排出口402の穴と逆流チャンバ426の中の血液に対して、多孔質の排出口402の穴から二次的チャンバ427に向かって吸引する効果を有しており、逆流チャンバ426の界面における多孔質の排出口402の穴が血液で満たされているために、二次的チャンバ427から反対方向に空気が流れることはなく、その結果、充満した穴により、多孔質の排出口402からの空気の流れが効率的に防止される。二次的チャンバ427の中の陰圧により発生する吸引は、多孔質の排出口420の穴が血液で満たされることと、多孔質の排出口402の穴により形成される曲がりくねった経路によって流体抵抗が生じ、したがって、血液は低い流体運動で、徐々に吸引される。]
[0054] この時点で、真空採取容器と二次チャンバ427はどちらも、外的環境に関して(および患者の血流に関して)陰圧であり、したがって、どちらも、流体取り入れカニューレ436からの吸引に影響を与える。この効果により基本的に、逆流チャンバ426の中が平衡状態となり、逆流チャンバ426の中の血液が、多孔質の排出口402の穴を通って二次チャンバ427にも、また真空採取容器(流体取り入れカニューラ436を通る)にも吸引されず、基本的に逆流チャンバ426内に安定した状態で留まる。真空採取容器の陰圧によって、血液が患者から直接、流体取り入れカニューレ436を通じて吸引され、これは、液体排出カニューレ452と液体取り入れカニューレ436が近接して、整列されていることと、逆流チャンバ426内に確立された平衡状態(真空採取容器と真空に字チャンバ427の間の反対方向の吸引力に基づく)によるものである。検体採取容器に血液が継続して流れると、採取容器内の圧力が徐々に上昇する。]
[0055] 真空採取容器が所望の血液量で満たされたら、容器は非患者用穿刺先端462から取り外され、非患者用穿刺先端462と真空採取容器の間の流体連通がなくなり、このとき、密閉可能なスリーブ461を非患者用穿刺先端462に取り付け、これを閉じる。真空採取管の陰圧からの上記のような吸引がないと、二次チャンバ427の中の陰圧により、逆流チャンバ426内の血液が多孔質材料による排出口402の穴から若干吸引される。しかしながら、多孔質排出口402の穴を通る血流の経路が曲がりくねっているためこのような吸引はゆっくり、少しずつ発生する。]
[0056] その後、管ホルダ403にはさらに別の真空採取容器を挿入して、前述のように非患者用穿刺先端462を通じた検体採取に使用することができ、その際、第二の真空採取容器をホルダ403内に設置し、前述のようにストッパを穿刺することにより、非患者用穿刺先端462と真空採取容器内部との流体連通を確立する。このような追加の検体採取において、真空採取容器と二次チャンバ427はどちらも陰圧となるため、両方が流体取り入れカニューレ436からの吸引を行う。前述のように、この効果によって基本的に、逆流チャンバ426内に平衡状態が確立され、その結果、逆流チャンバ426内の血液が(多孔質材料による排出口402を通じて)二次チャンバ427に向かって、あるいはその中に吸引されることが防止される。真空採取容器の陰圧は、前述のように、流体取り入れカニューレ436を通じて患者から直接血液を吸引するが、これは、流体排出カニューレ452と流体取り入れカニューレ426が近接して、整列されているからである。上記のような別の真空採取容器が所望の量の血液で満たされたら、容器を非患者用穿刺先端462から外すと、非患者用穿刺先端462と真空採取容器の間の流体連通が解除されるため、密閉可能なスリーブ461で非患者用穿刺先端462をカバーし、閉じる。]
[0057] 所望の血液検体の全てがこのようにして吸引されたら、患者用穿刺先端438を患者の血管から抜去するため、患者用穿刺先端438の開口部が外的環境に露出される。ハウジング内部と外的環境の間の唯一の連通経路は患者用穿刺先端438を通じるもののみであるため、二次チャンバ427の内部を外的環境に関して陰圧にすることにより、逆流チャンバ426と流体取り入れカニューレ436に残る血液が多孔質材料による排出口402に向かって、これを通じて徐々に吸引される。このような吸引効果によって、流体取り入れカニューレ436の中にある血液は全て、患者用穿刺先端438から遠ざかるように移動され、血液が患者用穿刺先端438から流体取り入れカニューレ436の外に漏れることが防止される。二次的チャンバ427の中のこのような陰圧が引き続き存在することによって、患者用穿刺先端438を患者から抜いた後も、多孔質材料による排出口402を通じた少量ずつの吸引効果が長時間続き、流体取り入れカニューレ436と逆流チャンバ426の中に残っている血液が全て、多孔質材料による排出口402の中に、および/または二次チャンバ427の中に吸引されるかもしれない。針アセンブリ410は次に、周知の方法で適正に処分することができる。本明細書において、図14−20に関して説明した逆流チャンバ426は、本願の他の実施形態のいずれにおいても利用できると考えられる。] 図14
[0058] 再び図1−13に示した実施形態を参照すると、蝶着された安全シールド64c1を有する針アセンブリ30c1が示されている。針アセンブリ30c1は一般に、ニードルホルダ42c1に関連付けられる針構造32c1と、器材の使用後に針構造32c1を安全に遮断するようになされた安全シールド64c1を備える。針アセンブリ30c1はさらに、前述のように、針構造32c1とその中に画定された逆流インディケータ60c1を支持するためのハブ58c1を備える。] 図1
[0059] 図1−13に示される実施形態において、安全シールド64c1は、第一の従属アーム3000と、第一の従属アーム3000に略平行な第二の従属アーム3002と、を有していてもよい。第一の従属アーム3000と第二の従属アーム3002は、第一の従属アーム3000と第二の従属アーム3002に略垂直な連結面3004によって相互に連結される。安全シールド64c1は、ニードルホルダ42c1に隣接する近位端3006と、近位端3006の反対の遠位端3008と、を有する。安全シールド64c1の近位端3006の少なくとも一部は、ニードルホルダ42c1に旋回可能に連結される。好ましくは、安全シールド46c1の近位端3006は、2つの対向する枢軸3010によってニードルホルダ42c1に連結される。別の実施形態において、安全シールド64c1は、前方円錐部3012に連結される、対向する取り付けアーム3014の中を延び、ニードルホルダ42c1の縦軸に沿った方向に延びる枢軸3010によって、ニードルホルダ42c1の前方円錐部3012に旋回可能に取り付けられる。] 図1
[0060] 枢軸3010により、安全シールド64c1は、ニードルホルダ42c1に関して回転するように、図5−8に示される引戻し位置から図9−11に示される伸展位置に遷移的に旋回する。1つの実施形態において、安全シールド64c1はまた、連結面3004の中の近位端3006の付近に、シールド係合領域3016を有していてもよく、この領域は、ニードルホルダ42c1の外面3018および/または前方円錐部3012の外面3018の形状に略対応する形状を有する。この構成において、シールド係合領域3016は、引戻し位置で、ニードルホルダ42c1の一部に載る。] 図5 図9
[0061] 図4に示されるように、ハブ58c1は、前方ハブ部分3026と、前方ハブ部分3026に結合された後方ハブ部分3028と、を有していてもよい。前方ハブ部分3026は、略円錐形であり、逆流インディケータ60c1の付近に配置されていてもよい。1つの実施形態において、前方ハブ部分3026の少なくとも一部は、ニードルホルダ42c1の前方円錐部3012を越えて遠位方向に延びる。別の実施形態において、前方ハブ部分3026の少なくとも一部は、ニードルホルダ42c1の前方円錐部3012の形状に対応する形状を有する。ハブ58c1の後方ハブ部分3028は、ニードルホルダ42c1の内周に接触する大きさのディスク構造を有していてもよく、これにより、真空採血管(図示せず)がそれ以上進まないようにする。針構造32c1の少なくとも一部は、ハブ58c1の前方ハブ部分3026と後方ハブ部分3028の中に延びていてもよい。ハブ58c1は、採取アセンブリ内部に一体的要素として設置してもよいが、別の構成として、ハブ58c1は、前方ハブ部分3026と後方ハブ部分3028を含め、針構造32c1とともに別に形成してから、採取アセンブリ30c1の内部に組み付けてもよい。] 図4
[0062] 1つの実施形態において、針アセンブリ301は、例えば、遠位側針部分34c1の少なくとも一部を被覆するように、針構造32c1の少なくとも一部を被覆する取り外し可能な静脈用針シールド3020を設けてもよい。1つの実施形態において、図4に示されるように、針シールド3020は、ハブ58c1の前方ハブ部分3026の少なくとも一部、ニードルホルダ42c1の前方円錐部3012、逆流インディケータ60c1および/またはハブ58c1に渡る大きさとすることができる。針シールド3020は、一般的な手でかけられる圧力によって、使用前に針アセンブリ30c1から外すことができる。] 図4
[0063] 再び図4を参照すると、別の実施形態において、針シールド302には、針シールド3020の外表面3024に配置された隆起突起3022を設けることができる。1つの実施形態において、隆起突起3022は、針シールド3020の周囲に円周に沿って配置される。別の実施形態において、隆起突起3022は、安全シールド64c1の中のノッチ3010に対応し、針シールド3020は、安全シールド64c1が図5−8に示される引戻し位置に位置付けられるまで、針アセンブリ30c1から外れる事故が起こりえないようになっている。] 図4 図5
[0064] 安全シールド64c1は、安全シールド64c1が図5−8に示される引戻し位置にある針構造32c1から遠ざかるように旋回し、図9−11に示すような伸展位置において、医療従事者が針構造32c1を患者に刺入し、針構造32c1、特に遠位側針部分34c1の先端に向かって旋回し、これを遮蔽することができるのに適した寸法となるような大きさとすることができる。1つの実施形態において、安全シールド64c1は、針構造32c1の軸から、医療従事者が引戻し位置において逆流インディケータ60c1および/またはハブ58c1を目視できるのに十分な角度で遠ざかるように旋回できる。別の実施形態において、安全シールド64c1は、透明および/または半透明の材料で形成され、医療従事者が逆流インディケータ60c1および/またはハブ58c1を目視できるようにする。] 図5 図9
[0065] 一旦、遠位側針部分34c1が患者から抜き取られ、針アセンブリ30c1は、引戻し位置から伸展位置に移動してもよい。1つの実施形態において、安全シールド64c1の第一の従属アーム3000と第二の従属アーム3002は、前方ハブ部分3026、前方円錐部3012および/またはニードルホルダ42c1の少なくとも一部と圧入によってロックされるように構成してもよい。これによって、安全シールドは、引戻し位置から伸展位置に移動したら、引戻し位置に戻ることができない。図12−13に示されるように、第一の従属アーム3000と第二の従属アーム300は、それぞれ、安全シールド64c1の近位端3006において、枢軸3010に隣接して設置される山形の拘束手段3032を有していてもよい。山形の拘束手段3032は、傾斜面3036と拘束面3038を有する。前方ハブ部分3026はまた、山形の拘束手段3032と係合する複数の出っ張り3034を有していてもよい。1つの実施形態において、針アセンブリ30c1の安全シールド64c1が引戻し位置から伸展位置に移動すると、安全シールド64c1の山形の拘束手段3032は、前方ハブ部分3026の出っ張り3034と係合する。特に、拘束面3038は、出っ張り3034と係合し、安全シールド64c1がそれ以上動くのを防止する。1つの実施形態において、出っ張り3034は、ハブ58c1の遠位端3050に配置される。別の実施形態において、山形の拘束手段3032は、安全シールド64c1の上の、枢軸3010から遠位側の箇所に、ハブ58c1の遠位端3050の出っ張り3034と対応して係合するように配置される。あるいは、前方円錐部3012もまた、安全シールド64c1の山形の拘束手段3032と係合するための複数の出っ張り3034aを有していてもよい。また別の実施形態において、山形の拘束手段3032は、安全シールド64c1の上位側3052の上に設置され、枢軸3010から近位の方向に延びていてもよい。したがって、安全シールド64c1とハブ58c1の係合は、針アセンブリ30c1の上位側3052(下側)で行われる。山形の拘束手段3032が出っ張り3034の上で移動することは、一般的に手で圧力を加えることによって行われる。図13に示すように、安全シールド64c1は、任意で前方ハブ部分3026を安全シールド64c1の中にさらに固定するための付勢要素3040を備えていてもよい。したがって、安全シールド64c1のロッキング構造は、ハブ58c1の中に画定される逆流チャンバの少なくとも一部で係合する。1つの実施形態において、安全シールド64c1のロッキング構造は、逆流チャンバの遠位の位置において、ハブ58c1等のハウジングの少なくとも一部と係合する。] 図12 図13
[0066] 図21−35は、本発明の別の蝶着されたアセンブリの実施形態を示す。図21−27に示される針アセンブリ5000は一般に、ハブ58c2と関連付けられる針構造32c2と、ハブ58c2に連結され、器材の使用後に針構造32c2を安全に遮蔽するようになされた安全シールド64c2と、を備える。1つの実施形態において、針アセンブリ5000は、「特許文献7」に開示されているもの等、蝶着された安全シールドを有する他の公知の針アセンブリの特徴を有していてもよい。] 図21
[0067] 針構造32bc2は、遠位側針部分5002と近位側針部分5004を備えていてもよい。遠位側針部分5002と近位側針部分5004は、別々の針であってもよく、その両方が、その内部を伸びる中央内腔5006を各位する針カニューレである。近位側針部分5004は、針構造32bc2の非患者側端であり、これは、真空採血管(図示せず)の穿刺のために設けられる。近位側針部分5004は、針構造32bc2の近位側針部分5004の尖った先端で穿刺可能な、弾性のある複数検体採取用スリーブ5008によってカバーされていてもよい。遠位側針部分5002は、針構造32c2の患者側端であり、患者の皮膚を穿刺し、患者の血管内に進入するための穿刺先端を画定するように傾斜されている。]
[0068] ハブ58c2は、前方ハブ部分5010と後方ハブ部分5012を有していてもよく、その中で針構造32c2を支持することができる。1つの実施形態において、遠位側針部分5002は、前方ハブ部分5010と一体構造であってもよく、近位側針部分5002は、前方ハブ部分5010と一体であってもよく、近位側針部分5004は、後方ハブ部分5012と一体であってもよい。前方ハブ部分5010と後方ハブ部分5012は、嵌合によって係合するような構造となっている。前方ハブ部分5010は、後方ハブ部分5012と一体の、対応する凹部5016と係合するための突起5014、例えば隆起した環状リングを有していてもよい。別の実施形態において、前方ハブ部分5010と後方ハブ部分5012は、接着剤または溶接によって結合してもよい。組み立て後のハブ58c2では、前述のように、その中に逆流インディケータ60c2が画定される。]
[0069] ハブ58c2はさらに、前述のように、安全シールド64c2の枢軸5020のように、安全シールド64c2の少なくとも一部を支持するカラー5018を備えていてもよい。1つの実施形態において、前方ハブ部分5010は、第一のカラー部分5022を有し、後方ハブ部分5012は第二のカラー部分5024を有する。第一のカラー部分5022は、図26,28に示されるように、安全シールド64c2の取付用軸受5026を収容するための、略C字型の領域5028を有していてもよい。取付軸受5026は、安全シールド64c2と一体構造でもよい。取付用軸受5026は、第一のカラー部分5022および/または第二のカラー部分5024等、ハブ58c2の一部と一体であってもよい。あるいは、取付用軸受5026は、別に提供され、その後、安全シールド64c2および/またはハブ58c2と組み立ててもよい。取付用軸受5026は、図29に示されるように、安全シールド64c2の第一の従属アーム5044と第二の従属アーム5026の間に延びることができる。第二のカラー部分5024は、安全シールド64c2の取付用軸受5026に略対応する内表面50932を有するキャップ領域5030を有していてもよい。第一のカラー部分5022は、第二のカラー部分5024と一体の、対応する凹部5036と係合する突起5034を有していてもよい。したがって、1つの実施形態において、前方ハブ部分5020と後方ハブ部分5012の係合により、第一のカラー部分5022と第二のカラー部分5024も係合する。別の実施形態において、カラー5018は、ハブ58c2の上面に、安全シールド64c2が同様にハブ58c2の上面に連結されるように配置される。] 図26 図29
[0070] 再び図21−27に関して、近位側IV針シールド5038と遠位側IV針シールド5040は、前述のように、使用前に近位側針部分5004と遠位側針部分5002の上にそれぞれ配置することができる。] 図21
[0071] 使用中、近位側IV針シールド5038は近位側針部分5004から取り外すこができ、ニードルホルダ42c2は、図29−35に示されるように、近位側針部分5004の上に被せられ、ハブ58c2の少なくとも一部と係合する。1つの実施形態において、ニードルホルダ42c2は、後方ハブ部5012の一部と係合する。] 図29
[0072] 別の実施形態において、図28に示されるように、安全シールドの取付用軸受5026は、特定の位置において、安全シールド64c2を保持するためのノッチ5042を有していてもよい。例えば、ノッチ5042は、引戻し位置において、特定の角度でカラー5018の中に安全シールド64c2を摩擦により保持してもよい。これにより、医療処置中に安全シールド64c2が予期せず閉じ、あるいは滑ることなく、医療従事者は安全シールド64c2を所望の角度で位置付けることができる。] 図28
[0073] 図29−35に示すように、針アセンブリ30c2は、本願に記載するように、遠位側針部分5002が患者に挿入するためにシールドが取り外される、図28に示される引戻し位置から、遠位側針部分5002が露出しないように安全に遮蔽される伸展位置に移動させることができる。図21−35を参照すると、別の実施形態において、安全シールド64c2は、医療従事者が安全シールド64c2を旋回させて、近位側IVシールド5038の一部を係合させてから、患者の皮膚を穿刺するように、親指で押す領域を有していてもよい。1つの実施形態において、親指圧迫領域64c2aは、少なくとも部分的に安全シールド64c2より先まで延び、医療従事者が、1本の指または親指で親指圧迫領域64c2aに簡単に接触できるようになっている。] 図21 図28 図29
[0074] 別の実施形態において、図36に示されるように、採取アセンブリ130wは安全シールド64wを備えていてもよく、安全シールドは、第一の従属アーム132wと、第一の従属アーム132wに略平行な第二の従属アーム134wと、を有する第一の端138wを有していてもよい。第一の従属アーム132wと第二の従属アーム134wは、相互に連結されていてもよい。第一の従属アーム132wと第二の従属アーム134wは、略同じ面積である。安全シールド64wは、少なくとも1つの枢軸142wによってニードルホルダ42wに連結された端140wを有する。好ましくは、安全シールド64wの端140wは、2つの枢軸142wによってニードルホルダ42wに連結される。旋回機構の例は、「特許文献7」記載されている。] 図36
[0075] 1つの実施形態において、枢軸142wは、安全シールド64wの第二の端140wと共に一体的に形成された突起と、ニードルホルダ42wの遠位端に画定される、対応する凹部と、を有していてもよい。別の実施形態において、枢軸142wは、安全シールド64wの第二の端140wの中に画定される凹部と、ニードルホルダ42wの遠位端の中に画定される、対応する凹部と、を有していてもよい。さらに別の実施形態において、第一の枢軸142wは、ニードルホルダ42wの遠位端の第一の側に配置することができ、第二の枢軸142wは、ニードルホルダ42wの遠位端の第二の側に配置することができ、ニードルホルダ42wの第一と第二の側は、相互に略反対である。枢軸142wによって、安全シールド64wは、ニードルホルダ42wに関して、図35に示される引戻し位置から、前述のように伸展位置に回転するように旋回することができる。] 図35
[0076] 図37−44は、本発明のまた別の実施形態を示しており、旋回式の安全シールド8064と、ハウジング8005と係合する取り外し可能なカニューレシールド8066と、を有する採血アセンブリ等の針アセンブリ8000が、拘束位置で概して示されている。特に図37に示されるように、針アセンブリ8000は一般に、ハブ8058に関連付けられるカニューレ構造8032を有し、旋回式の安全シールド8064はハブ8058に連結され、器材の使用後にカニューレ構造8032を安全に遮蔽するようになされている。カニューレ構造8032は、遠位側針部分8002と近位側針部分8004を有していてもよい。遠位側針部分8002と近位側針部分8004は、別の針であってもよく、その両方が、カニューレの内部とその中に延びる中央内腔を画定する針カニューレである。あるいは、遠位側針部分8002と近位側針部分8004は、1本の針であって、両端の間に開口部があってもなくてもよい。近位側針部分8004は、カニューレ構造8032の非患者側端であり、これは、図58に示すように、真空検体採取容器0803の穿刺のために設けられる。近位側針部分8004は、弾性のある複数検体採取用スリーブ8008によってカバーされていてもよく、スリーブはカニューレ構造8032の近位側針部分8004の尖った先端によって穿刺することができる。遠位側針部分8002は、カニューレ構造8032の患者側端であり、患者の皮膚を穿刺し、患者の血管内に進入させるための穿刺先端を画定するように傾斜が付けられていてもよい。遠位側針部分8002の患者側端は、少なくとも部分的に、ハウジング8005の近位端8007の反対の遠位端8001から突出し、ハウジングは検体採取容器8003と係合可能である。] 図37 図58
[0077] 1つの実施形態において、ハウジング8005は、遠位の前方ハブ部分8010と近位の後方ハブ部分8012を有し、その中でカニューレ構造8032を支持することができるハブ8058を備える。1つの実施形態において、遠位側針部分8002は、前方ハブ部8010と一体でもよく、近位側針部分8004は後方ハブ部分8012と一体でもよい。前方ハブ部分8010と後方ハブ部分8012は、嵌合するように係合する構造である。前方ハブ部分8010と後方ハブ部分8012の少なくとも一方は、前方ハブ部分8010と後方ハブ部分8012のもう一方と一体の、対応する凹部と係合するための、隆起した環状リングのような突起を有していてもよい。別の実施形態において、前方ハブ部分8010と後方ハブ部分8012は、接着剤または溶接で結合されていてもよい。組立後のハブ8058には、前述のように、内部に逆流インディケータ8060が画定される。ハブ8058はまた、前述のように、多孔質材料による排出口8061を有していてもよい。]
[0078] ハブ8058はさらに、前述のように、安全シールド8064の取付用軸受8020等の、安全シールド8064の少なくとも一部を囲むカラー8018を備えていてもよい。1つの実施形態において、前方ハブ部分8010は、第一のカラー部分8022を有し、後方ハブ部分8012は、第二のカラー部分8024を有していてもよい。第一のカラー部分8022は、安全シールド8064の取付用軸受8020をその中に収容するための、略C字型の領域を有していてもよい。1つの実施形態において、第一のカラー部8022は、C字型領域の付近に、取付用軸受8020をその中にさらに拘束するための面取り部を有していてもよい。取付用軸受8020は、安全シールド8064と一体であってもよい。取付用軸受8020はまた、第一のカラー部分8022および/または第二のカラー部分8024のようなハブ8058の一部と一体であってもよい。あるいは、取付用軸受8020は、別に設けて、その後、安全シールド8064および/またはハブ8058と組み立ててもよい。第二のカラー部分8024は、安全シールド8064の取付用軸受8020に略対応する内表面を有していてもよく、この面があると、第一のカラー部8022と第二のカラー部分8024が結合されたときに、安全シールド8064がハウジング8005としっかりと係合し、ハウジング8005に関して旋回できる。1つの実施形態において、安全シールド8064は、図38に示されるように、ハウジング8005の縦軸LPivotに沿って旋回できる。] 図38
[0079] 再び図37を参照すると、本明細書では、針アセンブリ8000は、一体構造の検体採取容器ホルダ8011を備えていてもよいと想定される。検体採取容器ホルダ8011は内部8013を画定してもよく、その中で、図62に示されるように、検体採取容器8003が後方ハブ部分8012の近位端と係合してもよい。任意で、検体採取容器ホルダ8011の近位端には、カバー8017が設置され、カバーは、前述のように、使用前に検体採取容器ホルダ8011の内部8013の中の滅菌性を保持する。あるいは、針アセンブリ8000は、検体採取容器ホルダ8011と係合した状態で描かれているが、本願では、針アセンブリ8000の近位端は、そこに検体採取容器ホルダ8011が係合されていない状態でも提供できると考えられる。特に、カニューレ構造8032の近位側針部分8004は、図21−27に示され、これに関して説明したように、近位側針カバーで覆われていてもよい。] 図21 図37 図62
[0080] 再び図37を参照すると、針アセンブリ8000の使用前に、カニューレ構造8032の遠位側針部分8002は、カニューレシールド8066で覆われている。カニューレシールド8066は、ハブ8058等のハウジング8005の一部と取り外し可能に係合し、カニューレ構造8032の遠位側針部分8002の少なくとも患者側端を遮蔽するようになされている。1つの実施形態において、カニューレシールド8066の近位部8072は、取付用突起8074を有していてもよく、これは取付用突起8074から外側に伸びる複数の取付用隆条8076を有し、この隆条が遠位の前方ハブ部分8010の受容凹部8080と係合し、カニューレシールド8066をハブ8058に固定するようになされている。この構成において、取り付け部8074と受容凹部8080の間は摩擦干渉により嵌り合う。別の構成では、取付用隆条8076は、受容凹部8080の内面8081に対して若干変形し、カニューレシールド8066とハブ80598の間の摩擦干渉を増大させるようになされていてもよい。] 図37
[0081] 再び図37を参照すると、カニューレシールド8077はさらに、ロッキングタブ受容構造等の安全シールド係合手段8090を有する。安全シールド係合手段8090は、針アセンブリ8000の使用前に、図38−47に示される拘束位置において、安全シールド8064の少なくとも一部と解除可能に係合するようになされている。この実施形態において、カニューレシールド8077の一部と安全シールド8064の一部は、係合し、カニューレシールド8066を針アセンブリ8000に解除可能にロックし、使用前にカニューレシールド8066が針アセンブリ8000から予期せず外れることを防止する。したがって、カニューレシールド8066とハブ8058の間の摩擦干渉に加え、カニューレシールド8066と安全シールド8064の間の解除可能な係合によって、カニューレシールド8066が針アセンブリ800から予期せず外れることを防止するための、さらに別のロッキング機構となる。以前の針アセンブリにおいては、温度変化その他環境要因によって保護カバー構造とベースアセンブリの間の摩擦抵抗が弱まり、保護カバーが故意によらずに外れることがあった。本発明において、カニューレシールド8066と安全シールド8064の間の解除可能な係合が、使用前にカニューレシールド8066を針アセンブリ8000にさらに拘束するための、また別の機械的ロッキング機構となる。] 図37 図38
[0082] 図38−47に示されるように、針アセンブリ8000が拘束位置にあるとき、カニューレシールド8066は、安全シールド8064と係合する。この構成において、温度変化等の環境的要因や、図38に示されるような軸方向の力FAxialが一般的に手でカニューレシールド8066に加えられるようなことによって、カニューレシールド8066が針アセンブリ8000から外れることがない。] 図38
[0083] 図42に示すように、任意の滅菌ラベル9007をカニューレシールド8066の一部とハウジング8005の間に貼付して、このカニューレシールド8066が使用前に針アセンブリ8000から取り外されていないことを示すことができる。] 図42
[0084] 図45−47に具体的に示されるように、安全シールド係合手段8090は、例えば一般的に上方向に、カニューレシールド8066の外表面8091から背部に突出する隆条であってもよい。安全シールド係合手段8090は、図45に示されるカニューレシールドの縦軸LCannulaShieldの少なくとも一部に沿って延在していてもよい。図47に示されるように、隆条は、第一の隆条部分9008と第二の隆条部分9010を有していてもよく、これらは分離領域9006によって分離される。別の構成において、第一の隆条部分9008と第二の隆条部分9010は、対応する傾斜縁辺部9012,9014を有していてもよく、これらは外表面8091に対面するように配置され、外表面8091から首状領域9018によって分離される。] 図45 図47
[0085] 再び図45−47を参照すると、安全シールド8064には、第一の従属アーム9000と第二の従属アーム9002が設けられていてもよく、これらはカニューレシールド8066の少なくとも一部と圧入によりロックされるように構成される。1つの構成において、第一の従属アーム9000は第一のロッキングタブ9032を備え、第二の従属アーム9002は第二のロッキングタブ9034を備え、第一のロッキングタブ9032と第二のロッキングタブ9034の各々は、安全シールド係合手段8090と解除可能に係合するようになされている。別の構成において、第一のロッキングタブ9032は、第一の隆条部分9008と解除可能に係合し、第二のロッキングタブ9034は、第二の隆条部分9010と解除可能に係合する。第一のロッキングタブ9032と第二のロッキングタブ9034の各々は、傾斜縁辺部9012,9014に対応する係合面9040,9041を有していてもよく、これによってその間に抵抗干渉が得られる。また別の構成において、係合面9040,9041は、第一の隆条部分9008と第二の隆条部分9010と係合したときに、干渉抵抗を大きくするために、上方向に角度のつけられた斜面および/または対向するように対応する傾斜縁辺を有していてもよい。] 図45
[0086] カニューレシールド8066の安全シールド係合手段8090と、安全シールド8064のロッキングタブ9032,9034と、の係合は、安全シールド8064をカニューレシールド8066の中に解除可能に拘束する戻り止め構成の中で行われる。戻り止め構成により、カニューレシールド8066が針アセンブリ8000のハウジング8005から予期せず外れることが防止される。戻り止め構成は、安全シールド8064に対して、図46の矢印FAppliedで示されるようなカニューレシールド8066と反対の上向きの力が意図的に加えられるまで、係合の解除に抵抗するようになされている。このような意図的な上向きの力は、一般に、医療従事者が手を使って押すことによって加えられる。そのような力が加えられると、安全シールド8064の第一のロッキングタブ9032と第二のロッキングタブ9034は、図47の矢印FDeflectionで示されるように、相対する横方向に撓む。第一のロッキングタブ9032と第二のロッキングタブ9034が横方向に撓むと、第一のロッキングタブ9032と第一の隆条部分9008の係合と、第二のロッキングタブ9034と第二の隆条部分9010との係合は、解除され、カニューレシールド8066の安全シールド8064との戻り止め構成が外れる。] 図46 図47
[0087] 安全シールド8064が、図38−47に示される拘束位置から図48−52に示される引戻し位置に移動すると、安全シールド8064とカニューレシールド8066の間の戻り止め構成が外れる。戻り止め構成が外れると、医療従事者は、図45のカニューレシールドの縦軸LCannula Shieldに沿って手で力を加えることにより、カニューレシールド8066を針アセンブリ8000から外すことができる。カニューレシールド8066を針アセンブリ8000から外すと、図42に示される滅菌ラベル9007が破れ、これによって図52に示されるように、カニューレ構造8032の遠位側針部分8002が露出したことが証明される。] 図38 図42 図45 図48 図52
[0088] 針アセンブリ8000が引戻し位置に移動し、図48−52において針アセンブリ8000と係合した状態で示されているカニューレシールド8066が取り外されると、針アセンブリ8000の遠位側針部分8002が露出し、図53−57に示されるような、医療従事者による患者の血管確保に使用可能な状態となる。本明細書において、「引戻し位置」とは、安全シールド8064が、カニューレ構造8032の遠位側針部分8002の患者側端から遠ざかるように旋回された位置を示す。安全シールド8064が引戻し位置に移動し、図27−47に示されるカニューレシールド8066が取り外されると、本明細書で前述したように、ハブ8058の中に画定されている逆流インディケータ8060が医療従事者から見えるようになり、カニューレ構造8032の遠位側針部分8002と患者の血管が接触したことが視覚的に証明される。図58に示されるように、血管確保という医療的処置における針アセンブリの使用中に、検体採取容器8003を針アセンブリ8000の検体採取容器ホルダ8011の内部8013に挿入することができる。図58に示されるように、安全シールド8064の外部形状9050とハウジング8005の外部形状9052は略対応しており、使用者にとって安定性が増す。] 図27 図48 図53 図58
[0089] 針アセンブリ8000、特にカニューレ構造8032の遠位側針部分8002が患者から離されると、安全シールド8064は、図59−68に示されるような伸展位置に移動してもよい。安全シールド8064は、カニューレ構造8032の遠位側針部分8002の周囲で、患者に向けられる遠位針部分8002が露出している引戻し位置から、患者に向けられる遠位側針部分8002が安全シールド8064の少なくとも一部によって遮蔽される伸展位置へと移動可能である。安全シールド8064は、図37−53に示されるカニューレシールド8066が針アセンブリ8000から取り外された後でなければ、引戻し位置から伸展位置に移動できない点に注意するべきである。したがって、カニューレシールド8066をハウジング8005から外すことによって、安全シールド8064は、図48−58に示される引戻し位置から、図59−68に示される伸展位置に移動できる。さらに、伸展位置から引戻し位置への移動は、カニューレシールド8066が針アセンブリ8000から取り外されると自動的に起こるのではなく、医療従事者が、前述のように、安全シールド8064の一部、例えば親指圧迫領域9063に下向きの力を直接加えて、安全シールド8064を引戻し位置から伸展位置に移動させなければならないことにも注意するべきである。] 図37 図48 図59
[0090] 特に図63−64に示されているように、安全シールド8064が伸展位置に移動すると、第一の従属アーム9000の第一のロッキングタブ9032と第二の従属アーム9002の第二のロッキングタブ9034は、前述のように、ハウジング8005の少なくとも一部、例えば、前方ハブ部分8010と係合し、これにロックされる。特に、第一のロッキングタブ9032の係合面9040と第二のロッキングタブ9034の係合面9041は、それぞれ、ハウジング8005の一部と係合し、安全シールド8064を遠位側針部分8002の周囲でしっかりと、略移動不能に固定してもよい。] 図63
[0091] 図65に示されるように、安全シールド8064の第一の従属アーム9000の第一のロッキングタブ9032の係合面9040は、前方ハブ部分8010の第一の出っ張り9073と係合し、図13に関して本明細書で前述したように、カニューレ構造8032を少なくとも部分的に支持する。図65に示されるように、安全シールド8064の第二の従属アーム9002の第二のロッキングタブ9034の係合面9041は、前方ハブ部分8010の第二の出っ張り9075と係合し、図13に関して本明細書で前述したように、カニューレ構造8032を少なくとも部分的に支持する。本願では、第一のロッキングタブ9032の係合面9040と第二のロッキングタブ9034の係合面9041は、逆流インディケータ8060と係合してもよいことが考えられる。また、本願において、第一のロッキングタブ9032の係合面9040と第二のロッキングタブ9034の係合面9041は、逆流インディケータ8060に対して遠位の位置において、ハウジング8005の一部、例えばハブ8058と係合してよいと考えられる。安全シールド8064の係合面9040,9041はハウジング8005にしっかりと係合し、悪意をもって力を加えない限り、外れない。したがって、第一のロッキングタブ9032と第二のロッキングタブ9034は、図37−53に示される拘束位置において、カニューレシールド8066の一部と解除可能に係合し、図59−68に示される伸展位置において、ハウジング8005の一部、例えば前方ハブ部分8010としっかりと係合する。] 図13 図37 図59 図65
[0092] 図66に示されるように、安全シールド8064はまた、安全シールド8064が図66の矢印FExtendedの方向の力を加えられることによって伸展位置に移動されるとカニューレ構造8032の上で撓む、変形可能な針拘束手段9077を有していてもよい。変形可能な針拘束手段9077がカニューレ構造8032の周囲に係合すると、変形可能な針拘束手段9077は、安全シールド8064に図66の矢印FReverseで示される方向の逆転の力が加えられると、撓みに抵抗する。] 図66
[0093] 前述のように、本願では、針アセンブリ8000のハウジング8005は、図37−44に示されるように、検体採取容器ホルダ8011を備えていても、備えていなくてもよい。あるいは、図69−70に示されるように、針アセンブリ9080は、検体採取容器ホルダの代わりに、近位側針部分8004の周囲に配置された非患者側カニューレシールド9081を有していてもよい。この構成は、図21−27に関して説明したものと同様であるが、異なるのは、図69−70に示されるように、針アセンブリ9080が、隆条等の安全シールド係合手段8090Aを有するカニューレシールド8066Aを備える点である。前述のように、安全シールド係合手段8090Aは、拘束位置において、安全シールド8064Aと解除可能に係合する。安全シールド8064Aは、拘束位置から引戻し位置に移動可能であり、その後、やはり前述のように、引戻し位置から伸展位置に移動できる。安全シールド8064Aは、拘束位置において、カニューレシールド8066Aと解除可能に係合し、伸展位置において、カニューレシールド8066Aがハウジング8055Aとの係合から解除されると、ハウジング8005Aの一部としっかりと係合する。] 図21 図37 図69
[0094] 図71−75に示されるように、本明細書で説明する針アセンブリの組立は、第一のサブアセンブリ9090を組み立て、その後、第一のサブアセンブリ9090を第二のサブアセンブラ9091と圧入係合によって結合することによって実現される。第一のサブアセンブリ9090は、図37−68に関して本明細書ですでに説明した要素、例えばハブ8050、遠位側ハブ部分8010、逆流インディケータ8060、カニューレ構造8032、ハブ8058に取り外し可能に係合されたカニューレシールド8066、ハブ8058の一部にしっかりと係合された旋回式安全シールド8064等の要素を備えていてもよい。安全シールド8064は、拘束位置から引戻し位置に移動可能であり、その後、引戻し位置から伸展位置に移動可能である。安全シールド8064とカニューレシールド8066は、拘束位置において、それらと解除可能に係合する。安全シールド8064は、伸展位置において、逆流インディケータ8060の一部および/または遠位側ハブ部分8010としっかりと係合する。第二のサブアセンブリ9091は、図37−44に関してすでに説明したように、内部8013を有する検体採取容器ホルダ8011を備え、その中に、図58に示される検体採取容器8003がハブ8058の近位端または近位側後方ハブ部分8012と係合してもよい。] 図37 図58 図71
[0095] 図74−75に示されるように、第一のサブアセンブリ9090は、第二のサブアセンブリ9091と圧入係合するための第一の部分9092を有する。第二のサブアセンブリ9091は、第一のサブアセンブリ9090と圧入係合するための第二の部分9093を有する。第一の部分9092は、第二の部分の9093の第一の拘束面9095と係合する、第一の当接面9094を有していてもよい。第一の当接面9094と第一の拘束面9095の係合によって、図74に示される縦軸LSub−Assemblyに沿った近位の、つまり右側方向への第一のサブアセンブリ9090と第二のサブアセンブリ9091の間の運動が略阻止される。] 図74
[0096] 図74−75に示すように、第一のサブアセンブリ9090は、第二のサブアセンブリ9091の第二の当接面9097を拘束するための第二の拘束面9096を有する。第二の当接面9097と第二の拘束面9096の係合によって、図74に示される縦軸LSub−Assemblyに沿った遠位の、つまり左側方向への第一のサブアセンブリ9090と第二のサブアセンブリ9091の間の運動が略阻止される。さらに、第二のサブアセンブリ9091は、第一のサブアセンブリ9090の首状部9098の中に受けられるようになされた拘束部9099を有し、第一のサブアセンブリ9090と第二のサブアセンブリ9091とをさらに確実に固定してもよい。拘束部9099は、拘束タブ10002と係合するための係合面10001を有していてもよい。1つの実施形態において、第一のサブアセンブリ9090と第二のサブアセンブリ9091が係合するには、第一の部分9092と第二の部分9093の少なくとも一方が撓み、その間に干渉を生じさせることが必要となる。係合中、図74に示される縦軸LSub−Assemblyに沿った軸方向の力が加えられ、第一の部分9092と第二の部分9093の少なくとも一方が第一の部分9092と第二の部分9093のもう一方に対して撓む。別の実施形態では、第一のサブアセンブリ9090と第二のサブアセンブリ9091の係合は、2段階の圧入係合を含む。第一の段階では、軸方向の力を加える間に、第一の部分9092と第二の部分9093の少なくとも一方の第一の部位が、第一の部分9092と第二の部分9093の他方に対して撓む。第二の段階では、依然として軸方向の力が加えられる間に、第一の部分9092と第二の部分9093の少なくとも一方の第二の部位が、第一の部分9092と第二の部分9093の他方に対して撓む。例えば、拘束部分9099は、最初に第一の当接面9094に対して撓み、次に、第二の拘束面9096に対して撓む。] 図74
[0097] あるいは、図76−79に示されるように、第一のサブアセンブリ9090Bと第二のサブアセンブリ9091Bの係合手段は、第一の部分9092Bの中の、第二の部分9093Bの対応部分10006と係合するためのロッキング歯10004を有する部分を含んでいてもよい。この構成において、第一のサブアセンブリ9090Bと第二のサブアセンブリ9091Bは圧入方式で係合され、ロッキング歯10004と対応する部分10006とがさらに係合することにより、近位または遠位に対して加えられる図74の縦軸LSub−Assemblyに沿った力に対して、第一のサブアセンブリ9090Bと第二のサブアセンブリ9091Bをさらに固定することになる。] 図74 図76
[0098] また別の構成において、図80−83に示されるように、第一のサブアセンブリ9090Cと第二のサブアセンブリ9091Cは、第一の部分9092Cと第二の部分9093Cによる上記の圧入係合によって、またその間の対応する螺合によって固定されてもよい。1つの実施形態において、第一の部分9092Cの少なくとも一部と第二の部分9093の少なくとも一部は、その間の螺合のための嵌合面を有する。図83に示されるように、第一の部分9092Cは、第二の部分9093Cの中に画定された、複数の対応する凹部9195と係合するための複数のねじ山9194を有する。図83に示されるように、第一のサブアセンブリ9090Cと第二のサブアセンブリ9091Cは、一連の隆起した環状の隆条と、これに対応する凹部と、の間の相互作用によって、圧入係合してもよい。1つの実施形態において、第二のサブアセンブリ9091Cは、第二のサブアセンブリ9091Cの内部9113の中で外に向かって延び、少なくとも1つの隆起した環状の隆条9100を含んでいてもよい。第一のサブアセンブリ9090Cは、第一の部分9092Cの一部の中に画定され、その中の隆起した環状隆条9100を受けるようになされた、少なくとも1つの対応する凹部9115を備えていてもよい。] 図80 図83
[0099] 上記のような、第一のサブアセンブリ9090と第二のサブアセンブリ9091の間の圧入係合の各々において、図58で要素8003として示されるような検体採取容器を、それぞれ例えば図37に示されるハブ8058の近位端および/または近位側後方ハブ部分8012と係合させることにより、第一のサブアセンブリ9090が第二のサブアセンブリ9091から外れるのが防止される。上記の圧入係合機構は温度に依存せず、また他の環境変化にも耐性があるため、接着剤によって相互に固定されるサブアセンブリより安定性が改善される。上記の圧入係合機構はまた、予期せず回転力が加わっても係合できないため、螺合により結合されたサブアセンブリと比較しても安定性が改善している。] 図37 図58
[0100] 本発明の具体的な実施形態を詳細に説明してきたが、当業者には、開示の教示全体を参照すればこれらの詳細のさまざまな改変や変更を考案できることが推測できるであろう。本明細書に記載された実施形態は例示のために過ぎず、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の最大限の範囲は、付属の特許請求範囲およびこれに相当するものによって示される。本発明の範囲と精神から逸脱することなく、他の各種の実施形態も当業者にとって明白であり、容易に着想されるであろう。]
权利要求:

請求項1
遠位端と、検体採取容器と係合可能な近位端と、を有するハウジングと、前記ハウジングから遠位方向に延び、患者側端を有するカニューレと、前記ハウジングの一部と取り外し可能に係合し、かつ前記カニューレの少なくとも前記患者側端を遮蔽することができて、安全シールド係合手段を含むカニューレシールドと、前記ハウジングの一部と係合する旋回式安全シールドであり、かつ、前記カニューレの前記患者側端が露出する引戻し位置から、前記カニューレの前記患者側端が前記安全シールドの少なくとも一部によって遮蔽される伸展位置へと移動可能な旋回式安全シールドであって、前記安全シールド係合手段と解除可能に係合する少なくとも1つのロッキングタブを備える、旋回式安全シールドと、を備え、前記ロッキングタブは、前記伸展位置において前記ハウジングの一部としっかりと係合することを特徴とする針アセンブリ。
請求項2
前記旋回式安全シールドは、前記ロッキングタブが前記安全シールド係合手段と係合する拘束位置から前記引戻し位置へと移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の採血アセンブリ。
請求項3
前記カニューレシールドを前記ハウジングから取り外すことにより、前記旋回式安全シールドは前記引戻し位置から前記伸展位置へと移動できることを特徴とする請求項1に記載の採血アセンブリ。
請求項4
前記ハウジングは逆流インディケータをさらに備え、前記カニューレ内部は前記逆流インディケータと流体連通するようにされ、前記逆流インディケータは前記引戻し位置において目視でき、前記旋回式安全シールドは前記カニューレの前記患者側端の上方に配置され、前記ロッキングタブは、前記伸展位置において、前記逆流インディケータの少なくとも一部と係合することを特徴とする請求項1に記載の採血アセンブリ。
請求項5
前記ハウジングは逆流インディケータをさらに備え、前記カニューレ内部は前記逆流インディケータと流体連通するようにされ、前記逆流インディケータは前記引戻し位置で目視でき、前記旋回式安全シールドは前記カニューレの前記患者側端の上方に配置され、前記ロッキングタブは、前記伸展位置において、前記ハウジングの、前記逆流インディケータから遠位の部分と係合することを特徴とする請求項1に記載の採血アセンブリ。
請求項6
前記ハウジングは、前方ハブ部分と、前記先方ハブ部分と連結可能な後方ハブ部分と、を含み、それらの間に逆流インディケータが画定されることを特徴とする請求項1に記載の採血アセンブリ。
請求項7
前記安全シールド係合手段は、前記カニューレシールドの外表面から背部へと延びる隆条であることを特徴とする請求項1に記載の採血アセンブリ。
請求項8
前記安全シールド係合手段は、前記カニューレシールドに沿って略縦に延びることを特徴とする請求項7に記載の採血アセンブリ。
請求項9
前記隆条は面取り縁辺を含み、前記ロッキングタブは前記面取り縁辺に対応する係合面を含み、それらの間に抵抗干渉が提供されることを特徴とする請求項7に記載の採血アセンブリ。
請求項10
前記ロッキングタブは面取り縁辺を含み、前記隆条は前記面取り縁辺に対応する係合面を含み、それらの間に抵抗干渉が提供されることを特徴とする、請求項9に記載の採血アセンブリ。
請求項11
前記隆条の少なくとも一部は、戻り止め構成において前記ロッキングタブの少なくとも一部と係合可能であって、前記旋回式安全シールドを前記カニューレシールドで拘束することを特徴とする請求項7に記載の採血アセンブリ。
請求項12
前記戻り止め構成は、前記旋回式安全シールドを前記拘束位置から前記引戻し位置に移動することができるような方法で前記旋回式安全シールドに力が加えられるまで、係合の解除に抵抗するようになされていることを特徴とする請求項11に記載の採血アセンブリ。
請求項13
前記戻り止め構成は、前記カニューレシールドが前記ハウジングから予期せず外れることに抵抗することを特徴とする請求項11に記載の採血アセンブリ。
請求項14
前記戻り止め構成を解除することにより、前記旋回式安全シールドは、拘束位置から前記引戻し位置に移動できることを特徴とする請求項11に記載の採血アセンブリ。
請求項15
遠位端と近位端を有するハウジングと、前記ハウジングから遠位方向に延びて、患者側端を有するカニューレと前記ハウジングの一部としっかりと係合する旋回式安全シールドであって、前記患者側端が露出する引戻し位置から、前記患者側端が前記安全シールドの少なくとも一部によって遮蔽される伸展位置へと、カニューレの上方で移動可能である旋回式安全シールドと、前記ハウジングの一部と解除可能に係合し、前記カニューレの前記少なくとも患者側端を遮蔽するカニューレシールドと、を備え、前記カニューレシールドは安全シールド係合手段を含み、前記旋回式安全シールドは前記安全シールド係合手段と解除可能に係合し、前記カニューレシールドを前記ハウジングから取り外すことによって、前記安全シールドが前記引戻し位置から前記伸展位置に移動できることを特徴とする針アセンブリ。
請求項16
前記安全シールド係合手段は、前記カニューレシールドの外表面から背部へと突出して、前記カニューレシールドの縦軸の少なくとも一部に沿って延びる隆条であることを特徴とする請求項15に記載の採血アセンブリ。
請求項17
前記旋回式安全シールドは、前記隆条と解除可能に係合するようになされた少なくとも1つのロッキングタブをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の採血アセンブリ。
請求項18
前記隆条は前記面取り縁辺を含み、前記ロッキングタブは前記面取り縁辺に対応する係合面を含み、それらの間に抵抗干渉が提供されることを特徴とする請求項17に記載の採血アセンブリ。
請求項19
前記隆条の少なくとも一部は、戻り止め構成において前記ロッキングタブの少なくとも一部と係合可能であって、前記旋回式安全シールドを前記カニューレシールドで拘束することを特徴とする請求項17に記載の採血アセンブリ。
請求項20
前記戻り止め構成は、前記旋回式安全シールドを前記拘束位置から前記引戻し位置に移動させることができる方法で前記旋回式安全シールドに力が加えられるまで、係合の解除に抵抗するようになされていることを特徴とする請求項19に記載の採血アセンブリ。
請求項21
前記戻り止め構成は、前記カニューレが前記ハウジングから予期せず外れるのを防止することを特徴とする請求項19に記載の採血アセンブリ。
請求項22
前記戻り止め構成が解除されることにより、前記カニューレシールドを前記ハウジングから外すことができることを特徴とする請求項19に記載の採血アセンブリ。
請求項23
前記戻り止め装置が解除されることにより、前記旋回式安全シールドは前記拘束位置から前記引戻し位置に旋回できることを特徴とする請求項19に記載の採血アセンブリ。
請求項24
前記ハウジングは逆流インディケータをさらに備え、前記カニューレ内部は前記逆流インディケータと流体連通するようにされていることを特徴とする請求項15に記載の採血アセンブリ。
請求項25
遠位端と近位端を有するハウジングと、前記ハウジングから遠位方向に延びて、患者側端を有するカニューレと、前記ハウジングの一部と取り外し可能に係合し、ロッキングタブ受容構造を含むカニューレシールドと、前記ハウジングの一部と係合する旋回式安全シールドであって、前記カニューレの前記患者側端が露出する引戻し位置から、前記カニューレの前記患者側端が前記安全シールドの少なくとも一部によって遮蔽される伸展位置へと移動可能であり、少なくとも1つのロッキングタブを含む旋回式安全シールドと、を備え、前記ロッキングタブは、前記旋回式安全シールドが拘束位置にあるときに、前記ロッキングタブを受容するようになされていることを特徴とする針アセンブリ。
請求項26
前記ロッキングタブは、前記旋回式安全シールドの内壁から延びることを特徴とする請求項25に記載の針アセンブリ。
請求項27
前記旋回式安全シールドは、ヒンジの周囲で旋回可能であることを特徴とする請求項25に記載の針アセンブリ。
請求項28
前記カニューレシールドが前記針アセンブリから取り外されたときに、前記安全シールドは、前記安全シールドが前記伸展位置にあると、前記カニューレまたはハウジングの少なくとも一方とロックされるように係合できることを特徴とする請求項25に記載の針アセンブリ。
請求項29
前記旋回式安全シールドが前記拘束位置にあるときに、前記ロッキングタブと前記ロッキングタブ受容構造は、前記安全シールドを前記拘束位置から前記引戻し位置に移動させることができる方法で前記旋回式安全シールドに力が加えられるまで、係合の解除に抵抗することを特徴とする請求項25に記載の針アセンブリ。
請求項30
第一のサブアセンブリであって、逆流インディケータを含み、遠位端と、検体回収容器と係合可能な近位端と、を有するハブと、患者側端と非患者側端の間に延在してカニューレ内部を画定するカニューレであって、その前記患者側端は前記ハブの前記遠位端から少なくとも部分的に突出し、前記カニューレ内部が前記逆流チャンバと流体連通するカニューレと、前記ハブの前記遠位端と取り外し可能に係合し、前記カニューレの少なくとも前記患者側端を遮蔽するカニューレシールドと、前記ハブの一部としっかりと係合する旋回式安全シールドであって、前記患者側端が露出する引込み位置から、前記患者側端が前記安全シールドの少なくとも一部によって遮蔽される伸展位置へと移動可能な旋回式安全シールドと、を含む第一のサブアセンブリと、その中で検体採取容器が前記ハブの前記近位端と係合できるような内部を有する検体採取容器ホルダを含む第二のサブアセンブリと、を備える採血アセンブリであって、前記第一のサブアセンブリは、前記第二のサブアセンブリと圧入係合する第一の部分をさらに含み、前記第二のサブアセンブリは、前記第一のサブアセンブリと圧入係合する、対応する第二の部分を含むことを特徴とする採血アセンブリ。
請求項31
前記カニューレシールドは安全シールド係合手段を含み、前記安全シールドは、前記安全シールド係合手段と解除可能に係合可能な少なくとも1つのロッキングタブを含むことを特徴とする請求項30に記載の採血アセンブリ。
請求項32
前記安全シールド係合手段は、前記カニューレシールドの外表面から上方に突出して、前記カニューレシールドの縦軸の少なくとも一部に沿って延びる隆条であり、前記隆条の少なくとも一部は、戻り止め構成においてロッキングタブの少なくとも一部と係合可能であって、前記安全シールドを前記カニューレシールドで拘束することを特徴とする請求項31に記載の採血アセンブリ。
請求項33
前記戻り止め構成を解除することにより、前記安全シールドは、拘束位置から引戻し位置に旋回できることを特徴とする請求項32に記載の採血アセンブリ。
請求項34
前記カニューレシールドを前記ハウジングから取り外すことにより、前記安全シールドは、前記引戻し位置から前記伸展位置に移動できることを特徴とする請求項32に記載の採血アセンブリ。
請求項35
前記ロッキングタブは、拘束位置において前記安全シールド係合手段と解除可能に係合可能であって、前記伸展位置において前記ハウジングの一部としっかりと係合可能であることを特徴とする請求項31に記載の採血アセンブリ。
請求項36
前記第一の部分と前記第二の部分の係合手段は、前記第一の部分と前記第二の部分の少なくとも1つが撓み、それらの間に干渉を提供することを特徴とする請求項30に記載の採血アセンブリ。
請求項37
前記第一の部分と前記第二の部分は2段階の圧入係合手段をなし、前記第一の部分と前記第二の部分の係合手段は、前記第一の部分と前記第二の部分の少なくとも一方の少なくとも一部による、それらの間に干渉を提供するような第一の撓みと、前記第一の部分と前記第二の部分の少なくとも一方の少なくとも一部による、それらの間に干渉を提供するような第二の撓みと、を含むことを特徴とする請求項30に記載の採血アセンブリ。
請求項38
前記第一の部分の少なくとも一部と前記第二の部分の少なくとも一部は、それらの間で螺合係合するように、対応する嵌合面を含むことを特徴とする請求項30に記載の採血アセンブリ。
請求項39
前記第一のサブアセンブリの前記第一の部分と前記第二のサブアセンブリの前記第二の部分との前記圧入係合手段は、前記ハブの前記近位端に検体採取容器が係合したときに、前記第一のサブアセンブリが前記第二のサブアセンブリから外れるのを防止することを特徴とする請求項30に記載の採血アセンブリ。
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